佐賀県から、「くらしの安全安心課」と「こども未来課」において、2件のメールの誤送信が発覚したとして情報公開されました。
1件目「くらしの安全安心課」
2019年8月14日、同課と業務委託先の「株式会社コミュニティジャーナル」とでメールによる打ち合わせを行った際、コミュニティジャーナル社役員Aが返信メールのCc欄に同社社員Bのアドレスを誤入力して実行したことで問題が発生したというものです。
その後2020年1月30日までの間、送信先を誤ったまま39回メール誤送信が繰り返されていたとのことで、同日くらしの安全安心課からBに対してメール受信の確認電話をしたことで誤りが発覚したとのことです。
また、39件の内4件のメールには、講師の旅行日や宿泊先、委託事業者従業員の氏名と個人メールアドレスなどの個人情報が本文に含まれていたことが確認されております。
くらしの安全安心課は問題発覚後、誤送信先に謝罪とメール削除の依頼を行ったとのことです。
2件目「こども未来課」
2019年11月15日、佐賀県主催の「SAGA未来デザイン事業」の業務委託先業者が、11月17日に開催するイベントの参加者名簿情報をメールで送信する際、Cc欄に含めたフリーメールアドレスを誤ったまま送信したというものです。
当該メール内にはイベント参加者37名の氏名や年齢、性別、学校名が記載されていたことが確認されております。
2020年2月6日にメール誤送信先37名の内連絡がとれた24名に経緯および情報漏洩などの被害は確認されていない旨を説明しており、現状連絡のとれていない13名には引き続き連絡を行うとのことです。
対応
佐賀県は、上記2件のメール誤送信の原因として、送信先メールアドレスの確認不足とみており、今後全職員ならびに業務委託事業者に、「佐賀県個人情報保護の基本方針」、「佐賀県情報セキュリティ基本方針」に基づいた個人情報取り扱いについての周知徹底を行うとしております。
特にフリーメールアドレス(Gmailなど)へのメール送信時は、アドレス内容を確認後に送信先への電話確認を行うといった形で慎重を期すとのことです。
【参考URL】 メールの誤送信事案が発生しました |