2025年7月23日、山形県天童市の市立中学校にて、生徒と保護者を対象とした「SNSの正しい使い方」に関する講習会が行われた。
夏休みを前に、児童・生徒がインターネット上でトラブルや犯罪に巻き込まれないよう、安全な情報発信の知識を身につけてもらうことが目的となる。
講習会は、山形県警察本部の人身安全少年課に所属する警察官が講師を務め、1年生の生徒およびその保護者が参加。
講師は「スマートフォンは今や一人一台の時代ですが、ルールを守らなければ、加害者にも被害者にもなり得る」と述べ、注意を呼びかけている。
講習では、次のようなSNS利用時の基本的な注意点が紹介された。
・自分の氏名や住所、学校名などの個人情報を安易に伝えない
・裸などの不適切な写真は決して送らない
・SNS上で知り合った相手と実際に会わない
・困ったときには家族や警察に相談することをためらわない
さらに、友人とのやりとりの中でトラブルを起こさないよう、「言葉づかいに気をつけ、相手に誤解や不快感を与えない表現を選ぶ」ことの大切さも強調された。
ある生徒は「普段からLINEを使っているけど、言い方ひとつで誤解されることもあると思う。今回の話を活かして気をつけたい」と感想を述べた。
講師は、夏休み中には保護者の目が届かない時間が増えることから、「知らない相手とのやりとりが、実際の接触へと発展しやすい時期。保護者にはぜひ、日頃から子どものスマートフォンの使い方に関心を持ち、見守ってほしい」と語っている。
山形県警の発表によると、2024年の1年間で、県内でSNSをきっかけに性犯罪などの被害に遭った18歳未満の子どもは13名にのぼり、前年から9名増加したという。
子どもたちが安全にインターネットを活用するためには、家庭・学校・地域が連携して見守る意識がこれまで以上に求められる。
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