サイバー攻撃でプレゼント応募者の個人情報流出か【日本酪農協同】

2025年6月2日、宮崎県の乳製品メーカー「南日本酪農協同」社で、自社ホームページが外部からのサイバー攻撃を受け、個人情報が流出したと公表している。

公表によると、攻撃が確認されたのは2024年度に実施された「デーリィちゃん(同社イメージキャラクター)募集」および「デーリィちゃんWEB投票・プレゼント企画」の応募者情報を管理していたサーバー。
現在判明している限りでは、氏名・住所・電話番号・メールアドレスといった個人情報が外部に流出した可能性があるという。
ただし、同社が管理する基幹系サーバーや通販系サーバーとは異なるシステムが使用されていたため、クレジットカード情報や銀行口座情報は被害の対象外であることも明らかにしている。

今回の事案を受け、南日本酪農協同は宮崎県警察本部のサイバー捜査課や弁護士への相談を実施し、さらにセキュリティ専門機関に依頼して調査を進めている。
不正アクセスの経路特定と脆弱性の検証を通じて、再発防止に向けた体制の構築を急いでいるという。
なお、現時点で流出した可能性のある情報が実際に不正利用された形跡は確認されていない。
同社は、利用者に対し、不審なメールや電話に注意を払い、返信や対応を控えるよう呼びかけ。
問い合わせは、南日本酪農協同社の専用窓口で受け付けている。
同社は「ご迷惑とご心配をおかけしたお客様や関係者の皆様に深くお詫び申し上げる」と謝罪し、今後、新たに判明した事実があれば公式ホームページで随時報告するとしている。

【参考記事】
https://www.dairy-milk.co.jp/

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