10月10日トレンドマイクロ株式会社は、インターネット利用者を広告やSNS経由で不正なページに誘導する詐欺手口が増加しているとして注意喚起を促しております。
減らないサポート詐欺被害の実態
トレンドマイクロ社は、数あるインターネット詐欺の中から“サポート詐欺”をピックアップしました。
サポート詐欺は、「ウイルスが見つかった」「利用中のコンピュータが深刻な状態」といった内容の広告を表示させて利用者の不安を煽り、広告内に記述されている詐欺目的の連絡先へ誘導するというもので、出現後何年もの時間が経っていながら、今なお確認され続けている詐欺手口の一つとして注意されております。
サポート詐欺に引っかかった場合、調査を名目に遠隔操作するためのプログラムのインストールや不審な契約をさせられ、個人情報や金銭を取得される危険性があります。
メーカーのSNSアカウントに偽装した詐欺手口
また、トレンドマイクロ社の調べでは、近年インターネットだけでなくSNSアカウントの投稿から詐欺目的のサイトへ誘導する手口も確認されており、セキュリティ企業やプリンターや複合機機器メーカーに偽装したSNSアカウントが複数見つかっているとのことです。
対策方法
トレンドマイクロ社は、こうしたインターネットやSNS経由の被害を防ぐための対策として以下の点を推奨しております。
・インターネット利用中、突然なんらかの広告が表示されてもあわてない |
・広告先の企業の実態や正規の情報なのかを調べる |
・不正なサイトへのアクセスをブロックするため、ブラウザー設定やアプリケーションを利用する |
【参考URL】 不安をあおって電話でだます“サポート詐欺”の手口 |