7月10日、「東京海上日動火災保険」社は、同社の業務委託先サーバーがランサムウェアに感染し、顧客情報が流出した可能性があると公表した。
実際に被害が確認されているのは、同社の損害査定などの業務を委託されている「高野総合会計事務所」のサーバーだった。
同事務所で感染を検知しており、外部の専門家の支援を受けて調査対応が進められている状況とされている。
当該ランサムウェア感染により影響が懸念されている情報には、東京海上日動火災保険のほか、東京海上日動あんしん生命保険、イーデザイン損害保険の契約者情報が含まれているとされている。
これにより約6万3200件の個人情報が流出した可能性があるとみられており、保険契約者の名前、住所、電話番号、グループ会社の元社員の情報が被害対象とのこと。
公表時点で情報の不正利用は確認されていないという。
東京海上日動火災保険は、「お客様と関係者に心配と迷惑をおかけし、深くおわび申し上げます。情報漏洩が特定できた場合は速やかに通知いたします」とコメント。
全容把握に向けた調査を継続しているとのこと。
【参考記事】
https://www.sankei.com/article/20240710-42UFAH6AFFPBBAE7PGD32IJLHQ/
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240710-OYT1T50177/