サイバー攻撃で全23店舗が臨時休業 発注や売上集計が不可能に【大分県のスーパー】

大分県内でスーパーマーケットを展開する「トキハインダストリー」(本社・大分市)は、2024年3月30日午後、商品の発注システムに障害が発生したことを確認した。
調査の結果、一部のサーバーがサイバー攻撃を受けていることが判明。
これにより、発注や売上集計ができなくなり、31日に県内全23店舗の臨時休業を決定しました。

同攻撃により、商品の発注や売上の集計に必要なシステムが機能しなっており、決済システムも影響を受け、一部の決済サービスが利用できない状況という。
ただし、クレジットカード情報や顧客の個人情報は別のサーバーで管理されており、現時点で情報流出は確認されていないとのこと。
原因は同社のサーバーがランサムウェアによる攻撃を受けたことによるもの。
今回の攻撃によって、業務に必要なデータへのアクセスができなくなったとみられる。

トキハインダストリーは外部の専門家や警察と連携し、システムの復旧作業を進めているとのことで、「お客様、お取引先様、関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます。復旧と正常化に全力を尽くしてまいります」とコメント。
営業再開の見通しについては、4月1日から店舗の営業を再開する予定だが、クレジットカード決済など一部の決済サービスは引き続き利用できない可能性があるという。
なお、同じグループ会社の百貨店「トキハ」は異なるシステムを使用しており、通常通り営業を続けている。

【参考記事】
https://www.tokiwa-industry.co.jp/

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