東京都福祉保健局において、新型コロナウイルスの感染者情報を共有するシステム「HER-SYS(ハーシス)」から都民の情報が不正に窃取されていた。
6月2日公表によると、情報を窃取していたのは20代男性の派遣職員で、システム内の都民に関する情報を不正に閲覧しメモに記録し自宅へ持ち帰っていた。
4月25日、他の職員がメモを取っているところを目撃したことで発覚している。
事情聴取の結果、一部情報はLINEを通して知人へ流出していたことも確認されている。
当該職員が不正に取得していたデータは、HER-SYS内の都民37名分の氏名、住所、電話番号を含む個人情報が該当する。
東京都は、被害対象となる全都民に個別での状況説明を実施しており、公表時点では外部への情報流出は確認されていないとのこと。
なお、当該派遣職員は、派遣会社との契約を解除されている。
【参考URL】
個人情報の不正閲覧・取得及び漏えいについて
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/