11月6日トレンドマイクロのテクニカルサポート従業員が顧客の情報を、第三者に売却している事実が判明しました。
被害状況
売り出された顧客情報は、海外での個人向け製品を利用する一部の顧客情報とのことで、氏名、メールアドレス、電話番号、トレンドマイクロサービス内で使用できるサポートチケット番号などの情報が確認されております。
トレンドマイクロの調査によると、同社製品利用者約12万人が何らかの悪影響の対象になっているとのことです。
なお、日本国内における顧客、法人、官公庁、その他組織の情報は流出の対象ではないことが判明しております。
また、情報を得た攻撃者によるものとみられる詐欺被害が8月ごろから複数確認されており、トレンドマイクロを騙るサポート電話がかかってくるというもので、10月末ごろまでこれらの被害が、内部による原因であることが特定されませんでした。
対応
トレンドマイクロは情報売却を行っていた従業員の不正行為の発覚後、不正アカウントを無効化し、当該従業員は解雇するといった対応を進め、現在も被害状況の調査が続けている状況です。
また、トレンドマイクロから突然の電話が来るということは一切ないとしており、影響が出ると思われる顧客には判明次第個別に対応するとのことです。
【参考URL】 トレンドマイクロの内部不正問題、元従業員はテクニカルサポートを利用した顧客の情報を持ち出していた |