2019年5月20日、セキュリティベンダー大手で、アンチウィルスソフトの「ウィルスバスター」でも有名なトレンドマイクロ社が、ハッキングを受けたと発表しました。
アメリカのセキュリティ企業「AdvIntel」の調査で、大手セキュリティベンダー3社が、ハッキング攻撃を受け、情報漏洩したと発表した中の1社が、トレンドマイクロ社でした。
今回のハッキングはロシアの高技術を持つハッカー集団「Fxmsp」によるもので、ハッキングされた情報のうち、一部が闇サイトで高額で取引されていたことから判明したようです。
トレンドマイクロ社は自社の被害状況について、顧客情報や、プログラムコード、開発資料などの重要な機密情報の漏洩は確認されていないと発表しております。
セキュリティベンダーによるハッキングを試みるハッカーも出てきており、セキュリティ製品に頼った対策だけでは、十分な対策とは言えないのかもしれません。
【参考URL】 トレンドマイクロ、テストラボの不正アクセスに関する声明を発表 |