ランサムウェアで提案資料や内部管理資料がネット上にばら撒かれる 特殊フィルムメーカー

産業用包装資材や特殊フィルムの製造・販売を行う「ZACROS(旧:藤森工業)」社で、2024年9月14日に同社生産管理システムと基幹システムの一部がランサムウェア被害を受けた。
一部サーバーが暗号化され、攻撃者からは身代金支払いを要求するメッセージも確認されている。

外部専門調査会社による調査の結果、一部の法人と個人情報がインターネット上で公開されていることが確認された。
対象は、提案資料や内部管理資料など法人関連の取引情報13件と、社員の氏名や肩書などの個人情報38件とされている。

同社対応として、対象者に個別連絡を行って、状況説明を実施。
セキュリティレベルの向上を図った上で、システム復旧を進めたとされている。
現在は生産・出荷業務は事件発生以前の水準に戻り、他の業務も通常通り稼働しているとのことで、警察や個人情報保護委員会などの関係機関と連携し、情報流出への対応と再発防止策の実行を強化していく方針を示している。

【参考記事】
https://www.zacros.co.jp/

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