「富士フイルムメディカル」医療従事者など59万名分の情報、不正アクセスで流出か

医療機器・医療関連システム事業を展開する「富士フイルムメディカル」社で、外部からの不正アクセス被害が判明。
同社の営業管理システムから、医療従事者や販売事業者従業員の個人情報が流出した可能性が懸念されている。

同社の発表によると、外部の第三者が同社管理下のアカウントのIDとパスワードを不正に入手。
その後、営業管理システムにアクセスした可能性があるという。
これにより、医療従事者や販売事業者従業員に関する情報およそ59万名分が影響を受けた可能性があるという。
氏名、職種、性別、生年月日、年齢、出身地、出身校と卒業年、電話番号、メールアドレス、勤務先などの情報が該当している。
なお、金融機関口座情報、クレジットカード情報、患者情報、要配慮個人情報は含まれていないとのことで、流出したとみられる情報が公開された事実、不正利用などの二次被害は確認されていないとされている。

富士フイルムメディカル社は、対応として該当する営業管理システムを遮断。
現在もモニタリングを含む調査を継続しており、IDやパスワードの管理体制強化など、再発防止策を実施しているという。
また、影響対象となった対象者には個別での連絡も進めている。
同社は注意喚起として、関係者が不審なメールや連絡を受け取った場合、記載されたリンクや添付ファイルを開かないよう呼びかけている。

【参考記事】
https://www.fujifilm.com/fms/ja

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