Googleのウイルス警告は本物?偽物の見分け方と対処法

Googleを使っていると、時々「ウイルスが検出されました」といった警告が突然表示されることがあります。しかし、多くのウイルス感染警告は偽物で、実際には使用者の不安を煽り、不正なアプリをインストールさせるように誘導することが多いです。

本記事では、Googleの偽ウイルス警告の見分け方や、正しい対処法を解説します。ウイルス警告に従い、アプリをインストールしてしまった場合、情報漏洩などの危険性があるため、専門の調査会社に安全のため調査してもらうことをおすすめします。

▶おすすめの調査会社はこちら▶【ハッキング調査会社を徹底比較!信頼できる調査会社を選ぶコツ】

本ページには広告が含まれています。本コンテンツ経由で商品・サービスの申込みがあった場合、企業から送客手数料を受け取ることがあります。

Googleのウイルス感染警告とは?

Googleのウイルス感染警告は偽の警告で、主にブラウザ上でポップアップやバナー形式で表示されます。警告は、まるでGoogleが発信したかのように見せかけ、使用者に偽のセキュリティソフトやサポートサービスを購入させることが目的です。

実際、Googleはウイルス感染に関する警告を直接表示することはなく、代わりに「安全でないサイト」や「安全ではありません」といった文言をURL入力欄や検索バーの前に表示します。

また、Googleのウイルス感染警告に似た偽の「トロイの木馬ウイルス」警告も存在するので注意が必要です。詳細については、以下の記事で参考にしてください。

>>「トロイの木馬ウイルスが検出されました」偽警告例10 個と見分け方を解説!

偽のGoogle警告の特徴

偽のGoogle警告は、不安を煽り、即時対応を促す表現や偽のURL、警告音を使って誘導します。結果、焦って電話をかけたり、高額プランに加入したり、個人情報を入力してしまうケースが多発しています。
本物のウイルス警告は、OSや信頼できるセキュリティソフトからの通知であり、個人情報の入力や外部への連絡を求めることはありません。何らかの操作を指示された時点で、偽警告を疑いましょう。

すでに個人情報を入力した、または不審なアプリをインストールした場合は、素速く専門な調査会社に相談することがおすすめします。

Googleのウイルス感染警告による被害

偽のGoogleウイルス感染警告は、使用者に不安を与え、誤った行動を取らせる可能性があります。警告に従って不正なリンクをクリックしたり、偽のセキュリティソフトを購入したりすると、以下のような被害が発生するリスクがあります。

個人情報の漏えい

偽警告に従って個人情報(名前、住所、電話番号、クレジットカード情報など)を入力すると、不正に収集され、犯罪者によって悪用される危険があります。また漏洩した情報はダークウェブで売買され、さらなる詐欺や不正利用に繋がる可能性があります。

マルウェア感染

偽警告に従ってリンクをクリックすると、本物のウイルスを含むアプリがダウンロードされ、マルウェアに感染するリスクがあります。感染すると、デバイスが遠隔操作され、個人情報が盗まれたり、システムが破損する恐れがあります。また、偽のセキュリティソフトやツールをインストールさせられることで、さらに感染が広がる可能性もあります。

金銭的損失

偽警告に従うと、高額なセキュリティプランへの加入を強要されたり、偽のサポートセンターから不正に金銭を請求されることがあります。クレジットカードやネットバンキングで不正利用されるリスクがあり、月額数万円のサブスクリプションに加入させられることもあります。さらに、作業費を請求される場合もあり、金銭的な損失を被る恐れがあります。


もし上記の被害を受けた場合、速やかに専門の調査会社に依頼することをおすすめします。

Googleのウイルス感染警告が表示される原因

Googleのウイルス感染警告が表示される原因は主に次の通りです。

不審なサイトにアクセスした

悪意のあるウェブサイトにアクセスすると、偽のウイルス警告やダウンロードリンクが表示され、マルウェアに感染するリスクがあります。不正サイトは使用者を騙し、不正なリンクをクリックさせたり、悪質なソフトウェアをダウンロードさせようとします。

マルウェア感染や不正な拡張機能の影響

マルウェアや不正な拡張機能がデバイスにインストールされていると、偽の警告が頻繁に表示されることがあります。不正なソフトウェアは、使用者のブラウジングデータを監視し、悪意のある広告を表示させることを目的としています。

ブラウザの脆弱性

ブラウザの脆弱性を狙いアドウェア(広告を配信するソフトウェア)が原因で、偽のGoogle警告が表示されることがあります。アドウェアは、合法的なサイトや無料ソフトウェアに潜んでデバイスに侵入し、偽警告を表示させることがあります。

Googleのウイルス感染警告が表示される原因はさまざまなので、もしウイルス感染を心配している場合、専門な調査会社に相談することがおすすめします。

Googleのウイルス感染警告が表示された際の対処法

Googleのウイルス感染警告が表示された場合、以下の対処法を実施することが重要です。

ブラウザを強制終了

偽のGoogleウイルス感染警告が表示された場合、まずはブラウザを強制終了することが重要です。以下は、各ブラウザの強制終了方法です。

  • Windows:①タスクマネージャーで「タスクの終了」を選ぶ
          Alt + F4 でブラウザを閉じる
  • Mac:Command + Q を押してブラウザを完全に終了させる

ブラウザを強制終了することで、偽警告から誘導されるリンクやポップアップ広告を無視し、誤って操作をしてしまうリスクを避けることができます。

セキュリティ対策の実行

セキュリティ対策を実行することで、デバイスの安全性を高めることができます。具体的には、以下のステップを実施することが効果的です。

  • キャッシュとクッキーの削除
  • 不審な拡張機能やアプリの削除
  • アンチウイルスソフトでフルスキャンの実行

上記の対策を講じることで、偽の警告やマルウェアのリスクを軽減し、デバイスを安全に保つことができます。

ブラウザ設定の見直し

ブラウザ設定を見直すことは、偽のウイルス警告やその他のセキュリティリスクから守るために非常に重要です。以下の設定を実施することで、セキュリティとプライバシーを強化できます。

ブラウザのセキュリティ設定
  • ポップアップブロックを有効にする
    Chrome: 設定 > プライバシーとセキュリティ > サイトの設定 > ポップアップとリダイレクト
    Firefox: オプション > プライバシーとセキュリティ > 許可設定
  • 自動ダウンロードを無効にする
    Chrome: 設定 > 詳細設定 > ダウンロード
    Firefox: オプション > 一般 > ファイルとアプリケーション
  • セーフブラウジング機能を有効にする
    Chrome: 設定 > セキュリティ
    Firefox: オプション > プライバシーとセキュリティ
プライバシー設定
  • サードパーティCookieをブロックする
    Chrome: 設定 > プライバシーとセキュリティ > サードパーティのCookieをブロック
    Firefox: オプション > プライバシーとセキュリティ
  • トラッキング防止を強化する
    Firefox: オプション > プライバシーとセキュリティ > トラッキング防止
  • 位置情報の共有を制限する
    Chrome: 設定 > サイトの設定 > 位置情報
    Firefox: オプション > プライバシーとセキュリティ

ブラウザの設定を見直すことは、偽のウイルス警告から守るための有効な対処法です。もしブラウザが不正な拡張機能や設定変更を受けている場合、設定をリセットすることでセキュリティを強化できます。

Googleのウイルス警告をクリックしてしまった場合の対処法

もしGoogleのウイルス警告をクリックしてしまった場合、以下の対処法を実行することが重要です。

インターネット接続を切断

Googleのウイルス警告をクリックしてしまった場合、まずはインターネット接続を切断することが大切です。Wi-Fiをオフにしたり、イーサネットケーブルを抜いて接続を遮断しましょう。

スマホの場合は、機内モードをオンにすることで接続を切断できます。ネット接続の切断より、悪意のあるサイトやスクリプトがデバイスに影響を与えるのを防げます。

個人情報を保護する

Googleのウイルス警告をクリックしてしまった場合、まずは個人情報が漏洩していないか確認することが大切です。特に、オンラインバンキングやショッピングサイトなど、重要なアカウントのパスワードは速やかに変更し、セキュリティを強化してください。また、パスワードマネージャーを使用することで、安全にパスワードを管理することができます。

パスワードを変更

偽のウイルス警告で個人情報が漏洩した場合、関連するすべてのアカウントのパスワードを変更しましょう。特に、メールアカウントや銀行口座に関連するパスワードは強力に設定し、2段階認証を有効にすることでセキュリティを強化できます。

金融機関に連絡

クレジットカード情報や個人情報を誤って入力した場合、すぐにクレジットカード会社や金融機関に連絡し、不正利用がないか確認しましょう。必要であれば、カードの利用停止や再発行を依頼し、被害を最小限に抑えることが重要です。

システムのセキュリティ対策を実施

信頼性の高いアンチウイルスソフトを使用し、フルスキャンを実施してウイルスやマルウェアを完全に取り除きましょう。セキュリティソフトからの警告には必ず従い、必要な削除作業を行うことで、システムを最新の状態に保つことが重要です。

不正なソフトをアンインストールする

偽のウイルス警告で不正なソフトをインストールしてしまった場合、そのソフトが危険かどうかを確認し、疑わしい場合はすぐにアンインストールして、信頼できるセキュリティソフトでフルスキャンを実施して、ウイルスやマルウェアを駆除します。不審なソフトが見つかれば、速やかに削除することが必要です。

デバイスを最新版にアップデート

デバイスのOSやアプリは定期的に更新し、セキュリティパッチを適用して最新の脅威から守りましょう。ブラウザや拡張機能も更新し、安全に使用できる状態を維持することが重要です。

端末の異常を確認

デバイスが異常な動作をしていないか確認しましょう。特に、パフォーマンスの低下や不審なプロセスが実行されていないかをチェックすることが大切です。通信量が異常に消耗していたり、カメラやマイクが勝手に動いている場合など、異常が発見された場合は、速やかに対処することが重要です。

異常兆候は、マルウェアや不正アクセスのサインである可能性があります。違和感を感じた場合、専門家に相談して適切な対応を行うことをおすすめします。

専門家に相談する

自分で対応できない場合や、被害が深刻な場合は、セキュリティの専門家に相談することをおすすめします。専門家は感染したデバイスの調査やデータ復旧を行い、適切な保護対策を提供して問題解決をサポートしてくれます。

編集部おすすめ調査会社:デジタルデータフォレンジック(おすすめ度)

Googleのウイルス警告をクリックしてしまった場合、調査してくれる専門会社をご紹介します。

こちらの業者は、対応件数が39,000件を超え、民間の調査会社でありながら官公庁や大手企業との取引実績も多く信頼できるため、幅広い調査に対応していておすすめです。

まずは無料で相談・見積りまで行ってくれるようなので、不安な方は一度相談してみるとよいでしょう。

デジタルデータフォレンジック

費用★見積り無料 まずはご相談ください
調査対象PC、スマートフォン、サーバ、外付けHDD、USBメモリ、SDカード、タブレット など
サービスハッキング・不正アクセス調査、マルウェア・ランサムウェア感染調査、サイバー攻撃被害調査、退職者調査、労働問題調査、社内不正調査、情報持出し調査、横領着服調査、パスワード解除、データ改ざん調査、データ復元、デジタル遺品、離婚問題・浮気調査 など
特長✓累積ご相談件数39,000件以上

デジタルデータフォレンジックは、国内トップクラスの調査力を有しており、累計3万9千件以上の豊富な実績があります。

規模が大きな調査会社でありながら、ハッキング調査などの実績もあるようですし、24時間365日の相談体制、ニーズに合わせたプランのカスタマイズなど、サービスの利用しやすさも嬉しいポイントです。

相談・見積りを無料で行っているので、まずは電話かメールで問合せをしてみることをおすすめします。

↓調査項目・プラン・料金などは公式サイトへ↓

まとめ

Googleのウイルス感染警告は偽の警告であり、実際にはGoogleとは関係ありません。警告が表示された場合は冷静に対処し、ブラウザを強制終了したり、キャッシュをクリアしたりといった基本的な対策を実施することが重要です。

万が一、偽警告をクリックしてしまっても、迅速に対応することで被害を最小限に抑えることができます。必要に応じて、専門の調査会社に依頼することもおすすめします。

最新情報をチェックしよう!