ブルートフォースアタック(総当たり攻撃)は、システムやアカウントの脆弱性を狙ったサイバー攻撃の一種です。本記事では、ブルートフォースアタックの仕組みや具体的な手口、実際の被害事例を交えつつ、攻撃への対策方法を徹底的に解説します。
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ブルートフォースアタックの概要と仕組み
ブルートフォースアタックとはどのようなものなのか、詳しく解説していきます。
ブルートフォースアタックとは?
ブルートフォースアタック(総当たり攻撃)は、可能性のあるすべての組み合わせを試行することで、パスワードや暗号を解読しようとする攻撃手法です。この方法は時間と計算能力を要しますが、適切な対策が講じられていない場合、攻撃が成功してしまうことがあります。
攻撃の仕組み
ブルートフォースアタックの攻撃手法は以下の通りです。
- 攻撃者はターゲットシステムの脆弱性を特定。
- 特定のIDやアカウントをターゲットに設定。
- 可能性のあるすべてのパスワードを試行。
- 正解のパスワードが判明すると攻撃成功。
この攻撃は、システムが無制限のログイン試行を許可している場合に特に効果的です。
主な攻撃手法
ブルートフォースアタックには、以下のような手法があります。
- 通常の総当たり攻撃: 考えられるすべてのパスワードを試行。
- リバースブルートフォース攻撃: よく使われるパスワードを固定し、多数のIDを試行。
- 辞書攻撃: 一般的な単語やフレーズのリストを使用して推測。
想定される被害
ブルートフォースアタックによる被害は以下の通りです。
- アカウントの不正アクセスや乗っ取り
- 個人情報や機密データの漏洩
- クレジットカードの不正利用
- システムやサービスの改ざん
実際の被害事例
ある大手コンビニエンスストアの決済サービスで約900名が被害を受け、被害総額は約5,500万円に達しました。この事例では、二段階認証が未実装だったことが被害拡大の原因とされています。
ブルートフォースアタックへの具体的な対策
ブルートフォースアタックへの具体的な対策について効果的なものをご紹介します。
強力なパスワードポリシーの導入
パスワードは攻撃を防ぐ第一の防御線です。以下の点を考慮して設定してください。
- 長さは12文字以上を推奨。
- 大文字、小文字、数字、記号を組み合わせる。
- 簡単に推測される単語やフレーズを避ける。
- 定期的に変更する。
アカウントロックアウトポリシーの設定
特定回数のログイン試行に失敗した場合にアカウントを一時的にロックすることで、ブルートフォース攻撃を防ぐことができます。設定手順は以下の通りです。
- システム管理画面にログイン。
- セキュリティ設定メニューを選択。
- ログイン試行回数制限を設定し、ロックアウト時間を指定。
二段階認証の導入
二段階認証は、不正アクセスのリスクを大幅に低減します。以下の手順で実装できます。
- 認証アプリを選定(例: Google Authenticator)。
- 管理画面で二段階認証を有効化。
- ユーザーにQRコードを提示して設定を完了。
CAPTCHAの実装
CAPTCHAは、人間とボットを区別するための仕組みです。特にログイン画面やフォームに実装することで、攻撃を防ぐことが可能です。
セキュリティ監視の強化
不審なログイン試行やシステムアクセスをリアルタイムで監視する仕組みを導入することが重要です。これには次の手順を含みます。
- 監視ツール(例: Splunk, ELK)の導入。
- 重要なログイン試行のアラート設定。
- 定期的なログの分析。
攻撃によってパスワードが破られてしまった場合
もしパスワードが破られてしまい、不正アクセスの被害に遭った場合は不正アクセスの調査が必要になります。
不正アクセスの被害を受けると、自分だけでなく顧客、取引先、株主、親会社、子会社、従業員など自分に関係のある対象すべてへの攻撃にもつながってしまう恐れがあります。
そのため、不正アクセスの被害を受けた場合、関係者の被害も含めてインシデントを最小限に抑える必要があります。不正アクセスが疑われる際は、まず端末をオフラインにし、不正アクセス調査の実績がある専門業者まで対応を依頼するようにしましょう。
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