マイクロソフトを装った詐欺警告画面の消し方【完全ガイド】

近年、マイクロソフトの名を騙る詐欺警告が急増しており、多くのユーザーが遠隔操作や高額請求などの被害に遭っています。

この詐欺は、偽のセキュリティ警告を表示して不安を煽り、「今すぐ電話を」と促すことで、詐欺師に誘導する手口です。そのまま指示に従ってしまうと、個人情報の流出や金銭被害につながる恐れもあるため、速やかで正しい対処が不可欠です。

本記事では、マイクロソフト詐欺の警告画面が表示された際に行うべき安全な消し方と、今後同様の被害に遭わないための予防策を具体的に解説します。万が一、詐欺の可能性が疑われる場合は、証拠保全を含めて早急に専門調査機関へ相談することをおすすめします。

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マイクロソフト詐欺警告画面の消し方

「ウイルスに感染しています」「このPCは危険にさらされています」といった画面が突然表示され、操作不能になるケースが急増しています。これらは、マイクロソフトを装った詐欺警告の典型的な手口であり、電話をかけさせて遠隔操作や金銭詐欺を狙う非常に危険な詐欺です。

万が一、こうした偽警告が表示された場合は、パニックにならず、落ち着いて次の手順で対処しましょう。

  1. ブラウザを強制終了する
  2. ブラウザの履歴・キャッシュを削除する
  3. セキュリティスキャンを実行する
  4. パスワードを変更する
  5. Windows Updateを実行する
  6. 警察・調査機関に相談する

① ブラウザを強制終了する

画面が閉じられない場合は、以下の方法でブラウザを強制終了してください。

  1. Alt + F4キー(Windows)またはCommand + Q(Mac)でウィンドウを閉じる。
  2. Escキーを2〜3秒長押し → 右上に「×」ボタンが出たらクリック。
  3. タスクマネージャーを使用
    1. Ctrl + Shift + Escでタスクマネージャーを起動。
    2. 該当のブラウザを選択し、「タスクの終了」をクリック。

② ブラウザの履歴・キャッシュを削除する

偽サイトの痕跡を残さないよう、以下の手順で閲覧履歴やCookieを削除しましょう。

Microsoft Edgeの場合

  1. 右上の「…」→「設定」を開く。
  2. 「プライバシー、検索、サービス」→「閲覧データのクリア」へ進む。
  3. 「Cookie」や「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れ、「今すぐクリア」を選択。

Google Chromeの場合

  1. 右上の「︙」→「設定」を開く。
  2. 「プライバシーとセキュリティ」→「閲覧履歴データの削除」を選択。
  3. Cookieとキャッシュにチェックを入れ、「データを削除」をクリック。

③ セキュリティスキャンを実行する

ウイルス感染の可能性があるため、セキュリティソフトでスキャンを実施してください。

  1. 「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows セキュリティ」を開く。
  2. 「ウイルスと脅威の防止」→「クイックスキャン」を実行。
  3. サードパーティ製のセキュリティソフトがある場合は、そちらでも念のためスキャン。

④ パスワードを変更する

偽警告の指示に従い情報を入力してしまった場合は、ただちにパスワードを変更してください。

特に以下のアカウントが優先的にパスワード変更が必要です。

  1. Microsoft アカウント
  2. Googleアカウント
  3. 銀行・クレジットカード関連アカウント
  4. SNS・ショッピングサイトのログイン情報

⑤ Windows Updateを実行する

セキュリティ更新を適用しておくことで、再発リスクを軽減できます。

  1. 「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows Update」を開く。
  2. 「更新プログラムのチェック」をクリック。
  3. 表示された更新をすべて適用。

⑥ フォレンジック調査会社・警察に相談する

警告画面に従って電話をかけた、個人情報を入力した、PCが不審な挙動をしているなどの場合は、被害の深刻化や情報漏洩の可能性があります。

>>個人情報漏洩の対策とは?2024年の法改正を踏まえて紹介

>>情報漏えいが発生した企業には損害賠償責任が発生する?法人の対応方法も解説

そのようなときは、フォレンジック調査会社への相談が非常に有効です。

フォレンジック調査とは、パソコンやスマートフォンに残された操作履歴・ログ・データ痕跡を専門的に解析することで、以下のような事実を明らかにできます。

>>【解説】フォレンジック調査とは?調査の流れや専門会社を紹介

  • 外部からの不正アクセスや遠隔操作の有無
  • 入力された情報が第三者に送信された可能性
  • ウイルス・マルウェアの感染状況
  • 被害範囲の特定と再発防止策の提案

さらに、フォレンジック調査会社から提出される調査報告書は、警察や法的機関に提出できる証拠資料として活用することも可能です。状況が不明瞭な段階でも、まずは調査会社に相談することで、早めの対応をおすすめします。

>>フォレンジック調査会社の選び方|費用・期間・おすすめ企業を解説

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詐欺警告画面の被害を防ぐための予防策

今後、マイクロソフトを装った詐欺に騙されないようにするために、以下の対策を実施しましょう。

  1. 警告画面に表示された電話番号には絶対に連絡しない
  2. 不審なソフトウェアのインストールを要求されても拒否する
  3. クレジットカード情報などの個人情報を入力しない
  4. 定期的にWindowsやブラウザを更新し、最新のセキュリティパッチを適用する
  5. 信頼できるセキュリティソフトを導入し、常に最新の状態に保つ。

まとめ

マイクロソフトを装った詐欺警告画面は、焦って対応してしまうと被害に繋がる可能性があります。まずは冷静になり、正しい手順で警告画面を閉じ、安全を確保してください。

本記事で紹介した方法を実行し、今後の詐欺被害を未然に防ぎましょう。

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