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BitLockerは、Windowsに標準搭載されているディスク暗号化機能で、データのセキュリティを強化するために使用されます。しかし、暗号化が不要な場合や回復キーを求められてアクセスできない場合、BitLockerを無効化したいことがあります。
本記事では、Windows 11でBitLockerを無効化する方法を3つの方法（設定画面・コントロールパネル・コマンドプロンプト）で詳しく解説します。もし自力で無効化が出来なかった場合はデータ消失リスクに直面することになってしまいます。失いたくないデータがある場合は専門業者に相談することをおすすめします。
BitLockerを無効化する前に確認すべきポイント
BitLockerが有効になっているか確認する
BitLockerが有効かどうかを確認するには、以下の手順を試してください。
BitLockerの状態を確認する手順
- 「スタートメニュー」を開き、「コマンドプロンプト」を管理者権限で実行する。
- 以下のコマンドを入力し、Enterキーを押す。
manage-bde -status - 「暗号化の状態」が「有効」となっている場合、BitLockerが有効になっています。
回復キーのバックアップを取る
BitLockerを無効化する前に、回復キーをバックアップしておくことを推奨します。
Windows 11でBitLockerを無効化する方法
方法1: 設定画面からBitLockerを無効化
Windowsの設定画面からBitLockerを無効化できます。
設定画面からBitLockerを無効化する手順
- 「スタートメニュー」を開き、「設定」をクリックする。
- 「プライバシーとセキュリティ」を選択する。
- 「デバイスの暗号化」をクリックする。
- 「デバイスの暗号化」を「オフ」に切り替える。
- 確認画面が表示されたら「オフにする」をクリックし、解除が完了するまで待つ。
方法2: コントロールパネルからBitLockerを無効化
従来のコントロールパネルからもBitLockerを無効化できます。
コントロールパネルからBitLockerを無効化する手順
- 「スタートメニュー」で「コントロールパネル」と検索し、開く。
- 「システムとセキュリティ」→「BitLockerドライブ暗号化」を選択する。
- 暗号化されているドライブの「BitLockerを無効にする」をクリックする。
- 確認画面で「無効にする」を選択し、解除が完了するまで待つ。
方法3: コマンドプロンプトまたはPowerShellでBitLockerを無効化
管理者権限のコマンドプロンプト（CMD）またはPowerShellを使用して、BitLockerを無効化することもできます。
コマンドプロンプトまたはPowerShellでBitLockerを無効化する手順
- 「Win + R」を押し、「cmd」または「powershell」と入力し、管理者権限で実行する。
- 以下のコマンドを入力し、Enterキーを押す。
manage-bde -off C:
※「C:」の部分は暗号化されているドライブのドライブレターに置き換えてください。 - 暗号化解除が開始されるので、完了するまで待つ。
BitLockerが無効にならない場合の対処法
「BitLockerの管理」が表示されない場合
Windows 11 Homeエディションでは、BitLockerの機能が利用できません。その場合、「デバイスの暗号化」をオフにすることで暗号化を解除できます。
回復キーを求められる場合
BitLockerを無効化する際に回復キーの入力を求められる場合、以下の方法で回復キーを確認してください。
回復キーを確認する手順
- 別のPCまたはスマートフォンでMicrosoftの回復キー管理ページにアクセスする。
- BitLockerを設定したMicrosoftアカウントでログインする。
- 「回復キーの一覧」が表示されるので、該当するデバイスのキーを確認する。
専門業者に依頼する
BitLockerの無効化に失敗し、重要なデータにアクセスできない場合は、専門のデータ復旧業者に相談することをおすすめします。
特に、ストレージ障害が関係している場合、自力での対応を続けるとデータが完全に消失するリスクがあるため注意が必要です。
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まとめ
Windows 11でBitLockerを無効化する方法は、以下の3つの方法があります。
- 「設定」画面から無効化
- 「コントロールパネル」から無効化
- 「コマンドプロンプト（CMD）」または「PowerShell」を使用して無効化
回復キーがわからない場合は、Microsoftアカウントを確認し、それでも解決しない場合はデータ復旧業者への相談を検討してください。