社内や家庭内でのファイル共有に便利な「共有フォルダ」ですが、突然アクセスできなくなるトラブルに遭遇した経験はありませんか？エラーが表示されると、ネットワークトラブルか、設定ミスなのか判断が難しいものです。本記事では、共有フォルダにアクセスできない主な原因を整理し、それぞれに応じた確実な対処法を解説します。場合によっては自力での対応が難しいこともあります。失いたくないデータがある方は専門業者に問い合わせましょう。
| 本ページには広告が含まれています。本コンテンツ経由で商品・サービスの申込みがあった場合、企業から送客手数料を受け取ることがあります。 |
共有フォルダにアクセスできない主な原因
共有フォルダへアクセスできない原因は多岐にわたりますが、主に以下のような設定ミスや環境の不整合が考えられます。
ネットワーク設定の不備
IPアドレスやサブネットの設定ミス、ルーターやスイッチの構成に問題があると、物理的な接続はされていても通信ができず、共有フォルダにアクセスできません。特に別セグメントに分かれている場合は注意が必要です。
共有設定のエラー
共有フォルダの設定が正しく行われていない、またはアクセス権が未設定の場合、接続が拒否されてしまいます。アクセス許可の範囲やユーザーごとの設定を確認する必要があります。
資格情報の不一致
過去に保存された古い資格情報や、ユーザーのパスワードが変更された場合に、アクセスがブロックされることがあります。
ファイアウォールによる通信遮断
WindowsやセキュリティソフトのファイアウォールがSMB（ファイル共有）通信を遮断していると、アクセス不能になります。特にポート445、137〜139がブロックされていると通信できません。
ワークグループやセキュリティポリシーの違い
接続先のPCと共有元のPCが別のワークグループに所属していたり、ローカルセキュリティポリシーの設定が厳しすぎるとアクセスが拒否されることがあります。
次に、それぞれの原因に対する具体的な対処法を紹介します。順番に試していくことで問題を切り分け、解決へと導けます。
共有フォルダにアクセスできないときの対処法
以下の方法を順番に試して、共有フォルダへのアクセスを復旧させましょう。
ネットワーク設定の確認
まずは基本となるネットワークの疎通確認から。IPアドレスやサブネットマスクの設定をチェックし、PC同士が通信できる状態であることを確認しましょう。
ネットワーク設定確認手順
- スタートメニューから「設定」→「ネットワークとインターネット」を開く
- 「状態」→「ネットワークのプロパティを表示」でIP情報を確認
- コマンドプロンプトで ping 相手のIPアドレス を実行し応答があるか確認
共有設定を確認する
共有フォルダの設定が正しいかを再確認し、アクセス許可が「Everyone」や特定ユーザーに対して付与されているかを確認します。
共有設定の確認手順
- 共有フォルダを右クリック →「プロパティ」→「共有」タブを開く
- 「共有」ボタンをクリックしてユーザーを追加
- アクセス許可を「読み取り」または「読み取り/書き込み」に設定
資格情報の削除と再設定
保存されている資格情報が古くなっている場合は、削除して再設定することで解決することがあります。
資格情報の削除手順
- 「コントロールパネル」→「ユーザーアカウント」→「資格情報マネージャー」へ進む
- 「Windows 資格情報」を開き、問題のあるエントリを削除
- 再度共有フォルダにアクセスし、資格情報を再入力
ファイアウォールの設定確認
ファイアウォールがSMB通信を遮断している場合、共有ができません。一時的にファイアウォールを無効にして確認するか、ポート開放を行いましょう。
ファイアウォール設定の確認手順
- 「Windows セキュリティ」→「ファイアウォールとネットワーク保護」を開く
- 「アプリをファイアウォール経由で許可する」を選択
- 「ファイルとプリンターの共有」が有効になっていることを確認
アクセス権限の見直し
NTFSレベルでのアクセス権が原因となることもあるため、セキュリティタブを確認して適切なユーザーにフルコントロール権限を与えましょう。
アクセス権限の見直し手順
- 対象フォルダを右クリック →「プロパティ」→「セキュリティ」タブを開く
- 「編集」ボタンをクリックし、対象ユーザーにフルコントロール権限を付与
- 「適用」→「OK」で変更を保存
PCの再起動
共有設定の変更が反映されていない場合、PCを再起動することで解決する場合があります。特に共有元のPCを再起動してから、再度アクセスしてみましょう。
再起動のポイント
- 共有元・共有先の両方のPCを再起動
- 再起動後に改めて共有フォルダへアクセスを試みる
専門業者に相談する
NASやRAIDサーバーに保存されている重要データへのアクセスができない場合、HDDの故障が原因である可能性もあります。通電や自己修復を繰り返すと、データ損失のリスクが高まるため、早めに専門のデータ復旧業者へ相談するのが安全です。
おすすめのデータ復旧専門業者
デジタルデータリカバリーは、14年連続国内売上No.1の最大手のデータ復旧専門業者です。
復旧率は91.5%とかなり高い技術力を有しており、RAID復旧のノウハウを持ったエンジニアが複数名チームとなって対応することで、早期に破損個所のすべての特定ができ、修復を行うことができます。
また2021年には、HDDの最難関障害である「スクラッチ障害」の復旧技術や、SSDやSDカードのような「メモリ媒体」の復旧技術が評価され、東京都の経営革新優秀賞を受賞しました。その復旧技術・設備が詰まっている復旧ラボは見学が可能です。
また、累積の相談件数は46万件を超え、官公庁や大手企業との取引実績も豊富です。さらに、依頼されたものの8割を48時間以内に復旧するスピードも優秀です。
24時間365日の受付対応に加え、機器は全国5拠点への持ち込み・配送・出張と臨機応変に対応してくれます。相談から見積もりが無料で行えるため、データ復旧専門業者の選定に困っていたら、まずは最大手であるデジタルデータリカバリーへ相談することをおすすめします。
| 持ち込み拠点 | 東京/六本木(本社)、神奈川、愛知、大阪、福岡 | 取り引き実績 | 官公庁や大手企業を含めた累積41万件の相談実績 |
| 報酬体系 | 原則成功報酬制 | 無料サービス | 相談・初期診断・見積もりまで無料(デジタルデータリカバリーへの配送も無料) |
| 復旧期間 | ・最短当日に復旧完了 ・約80%が48時間以内に復旧完了 | 出張対応 | あり(法人のみ) |
| セキュリティ | ISO27001/Pマーク/外部委託警備員のチェック/NDA締結 | 対応メディア | RAID機器(NAS/サーバー)、パソコン(ノート/デスクトップ)、外付けHDD、SSD、USBメモリ、ビデオカメラ、SDカード・レコーダー等記憶媒体全般 |
| 復旧料金 | ◇相談から見積もりまで無料 500GB未満：5,000円〜 500GB以上：10,000円〜 1TB以上：20,000円〜 2TB以上：30,000円〜 | 特長 | ・データ復旧専門業者において14年連続データ復旧国内売り上げNo.1 ・復旧率最高値91.5%の非常に高い技術力 ・官公庁や大手企業を含む累積46万件以上の相談実績 |
デジタルデータリカバリーのさらに詳しい情報は公式サイトへ
まとめ
共有フォルダにアクセスできない問題は、ネットワークの基本的な設定ミスから、セキュリティ設定、資格情報、ファイアウォールの影響まで幅広く考えられます。原因を特定するためには、ひとつずつ確実に切り分けて対処することが大切です。
もしHDDやストレージ機器に物理的な故障の兆候がある場合や、重要な業務データが関係している場合は、自己判断での操作を避け、早めに専門業者へ相談するようにしましょう。