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NAS(ネットワーク接続ストレージ)を使っていて、「ファイルが削除できない」「何度やってもエラーが出る」といった状況に遭遇したことはありませんか?こうした現象にはアクセス権限や使用中のファイル、物理的な障害など、さまざまな原因が考えられます。本記事では、NAS上のファイルが削除できない場合の主な原因を分類し、具体的な解決策を順番に紹介します。
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NASでファイルが削除できない主な原因
NAS上のファイルやフォルダが削除できない場合、次のような理由が考えられます。原因を把握することで、適切な対処が可能になります。
アクセス権限の問題
ユーザーに削除権限がない場合、削除操作はブロックされます。管理者権限が必要で、適切なアクセス権限を付与する必要があります。
ファイルが使用中
他のユーザーやソフトウェアがファイルを使用していると、そのファイルはロックされ、削除できません。閉じてから再試行が必要です。
NASの設定問題
NASのセキュリティ設定によっては、削除操作が制限されている場合があります。設定変更が必要なこともあります。
ゴミ箱機能の影響
削除操作が実際には「NASのゴミ箱」へ移動しているだけで、容量が解放されないことがあります。ゴミ箱の確認と空にする必要があります。
ファイル破損
ファイルシステムエラーやファイルの破損が原因で、削除処理が正常に行えない場合があります。修復が求められることもあります。ファイル破損が発生した場合、一般的な方法では対処が難しいことが多いため、専門業者に相談するのが最も効果的です。
物理障害
NAS内部のHDDに不良セクタ(データを読み書きできない領域)などの物理障害が発生していると、ファイル操作が不安定になり、削除できないことがあります。異音やPC動作が極端に遅いと内部パーツの破損が考えられます。ストレージ機器に物理障害が発生している状態で、むやみに通電や再起動、フリーソフトの使用、分解などを行うと、状況が悪化し、復旧の難易度が大きく上がることがあります。特にHDDやSSDは精密機器であり、ちょっとした刺激や誤操作でも内部パーツが傷ついたり、データが上書きされたりして、最終的に復旧不可能になるリスクもあります。誤った対処で大切なデータを失ってしまう前に、まずは専門業者への相談をおすすめします。
自力で修復する場合のリスク

▶ ほこりや異物が悪影響を与えてしまう
▶ 内部パーツに修復できない傷が付いてしまう
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NASのファイルが削除できない場合の対処法
以下の方法を順に試すことで、削除できないファイルに対応できる可能性が高まります。
アクセス権限を確認・変更する
ファイルやフォルダの権限が不足していると、削除操作がブロックされます。
アクセス権限を確認・変更する手順
- NASの管理画面にログインします。
- 該当フォルダまたはファイルの「プロパティ」や「権限設定」を確認します。
- 現在のユーザーに「削除」または「書き込み」権限があるか確認します。
- 必要に応じて管理者権限を持つアカウントで再ログインし、削除操作を試みます。
使用中プロセスを終了する
別のプロセスや他ユーザーによってファイルが使用中の場合、削除できない状態になります。
使用中プロセスを終了する手順
- Windowsなら「タスクマネージャー」、Macなら「アクティビティモニター」を開きます。
- 該当するNAS上のファイルを使用しているアプリケーションやプロセスを探します。
- プロセスを選択して「タスクの終了」または「強制終了」を実行します。
- その後、再度削除操作を試みます。
NAS管理ツールから削除する
OS上から削除できない場合でも、NAS管理画面から操作すると削除できることがあります。
管理ツールで削除する手順
- ブラウザでNASのIPアドレスを入力し、管理画面にログインします。
- ファイルブラウザや共有フォルダ設定画面を開きます。
- 該当ファイルを選択し、「削除」または「完全削除」を実行します。
- 必要であれば、「ディスクチェック」機能を実行してエラーを修復します。
ファイル破損への対処を行う
NAS上のファイルが破損している場合、通常の削除操作では反応がなかったり、「アクセスできません」「ファイルが存在しません」と表示されることがあります。これは、ファイルシステムに異常が発生している可能性があります。
このような場合、まずはNASの管理画面にある「ディスクユーティリティ」や「ボリューム管理」から、対象のディスクに対して整合性チェックを行い、内部エラーの自動修復を試みる必要があります。NASのモデルやメーカーによって操作画面や機能の名称は異なりますが、基本的な流れは以下の通りです。
ファイル破損を修復して削除する手順
- ブラウザからNASの管理画面にアクセスし、管理者アカウントでログインします。
- メニューから「ストレージマネージャ」「ディスクユーティリティ」「ボリューム管理」などを選択します。
- 削除できないファイルが含まれているボリュームを選択し、「整合性チェック」「ファイルシステム検査」「不良セクタスキャン」などのオプションを探します。
- 「チェックを実行」または「修復を実行」ボタンを押して、ファイルシステムの検査と修復を開始します(所要時間は数分〜数十分かかる場合があります)。
- 検査が完了し、「問題が修復されました」や「整合性は正常です」と表示されたら、NASを再起動します。
- 再起動後、再度該当ファイルを削除できるか確認します。問題が解消されていれば削除操作が実行されます。
ゴミ箱機能を無効化・空にする
削除したはずのファイルがゴミ箱に移動され、容量を圧迫していることがあります。
ゴミ箱を無効化・完全削除する手順
- NASの管理画面から「共有フォルダ」設定を開きます。
- 該当フォルダの「ごみ箱機能」が有効になっているか確認します。
- 不要であれば機能を無効にし、「ゴミ箱を空にする」操作を実行します。
- 容量を再確認し、再度削除操作を試みます。
コマンドラインで強制削除する
SSH接続を使えば、通常削除できないファイルを`rm`コマンドで削除することができます。ただし慎重に行う必要があります。
SSHで強制削除する手順
- NASのSSH機能を有効にし、Tera TermやPuTTYなどで接続します。
- cd /volume1/shareなど、対象フォルダに移動します。
- rm -rf ファイル名を入力し、削除します(※誤操作に注意)。
専門業者に相談・依頼する
ここまでの対処法を試しても改善できなかった場合、機器に重大なエラーや物理的な故障が生じている可能性が高いです。この場合、続けて使用すると損傷がひどくなり、復旧できなくなる可能性があります。さらに、自力で分解したり復旧作業を行うのも状態が悪化するケースが多いです。少しでもデータを失いたくない方は速やかに専門業者に相談することをおすすめします。
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まとめ
NAS上のファイルが削除できない問題には、権限設定やプロセスロック、ファイル破損やHDDの物理障害など、さまざまな原因が関係しています。まずは簡単な設定の確認から始め、順番にチェックを進めることが解決への近道です。
それでも削除できない、もしくは物理障害が疑われる場合は、無理な操作を避け、データを守るためにも専門業者への相談をおすすめします。