【完全解説】Windows10でブートマネージャーが壊れたときの修復方法(UEFI対応)

Windows10の起動時に「ブートマネージャーが見つかりません」や「Boot Configuration Dataが見つかりません」などのメッセージが表示されて、起動できないトラブルに直面したことはありませんか?特にUEFI環境では、従来のMBR方式と違ってブート構成が複雑なため、適切な修復手順が必要です。本記事では、Windows10でUEFI環境におけるブートマネージャーのエラーを修復するための具体的な方法を、段階ごとに詳しく解説します。

自力での修復に不安がある方は

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Windows10のブートマネージャーが壊れる原因

Windowsが起動しなくなる原因のひとつに、ブートマネージャーの破損があります。これは、以下のような状況で発生することがあります。

Windowsアップデートやクローン作業の失敗

システムアップデートやディスクのコピー時に、ブート構成ファイルが正常に移行されないと、起動できなくなります。

誤った操作によるパーティション削除や書き換え

EFIシステムパーティションを誤って削除したり、他のブートローダーを上書きしてしまうと、ブートエラーが発生します。

マルウェアやセキュリティソフトによる影響

一部のマルウェアはブート領域を改変することがあり、それによってブートマネージャーが破損することもあります。

ストレージの物理障害

SSDやHDDに物理的な不具合がある場合、ブート領域にアクセスできず、システムが起動しない場合があります。ストレージ機器に物理障害が発生している状態で、むやみに通電や再起動、フリーソフトの使用、分解などを行うと、状況が悪化し、復旧の難易度が大きく上がることがあります。特にHDDやSSDは精密機器であり、ちょっとした刺激や誤操作でも内部パーツが傷ついたり、データが上書きされたりして、最終的に復旧不可能になるリスクもあります。誤った対処で大切なデータを失ってしまう前に、まずは専門業者への相談をおすすめします。

自力で修復する場合のリスク

▶ ほこりや異物が悪影響を与えてしまう

内部パーツに修復できない傷が付いてしまう

▶ 知識不足で誤った復旧作業を行ってしまう

ストレージデバイスの自力での修復は非常に難しく、誤った方法で作業を進めると、データが完全に失われるリスクがあります。安全にデータを復旧させたい場合、データ復旧業者に依頼することが確実です。編集部が厳選したおすすめ業者は下記のボタンからご参照ください。

Windows10(UEFI)のブートマネージャーを修復する方法

ここでは、UEFIモードでWindows10を使用しているPCで、ブートマネージャーを修復するための実践的な手順を紹介します。インストールメディアを用意しておくとスムーズです。

スタートアップ修復(自動修復)を試す

もっとも基本的な修復方法として、Windows10のインストールメディアからスタートアップ修復を実行する方法があります。

スタートアップ修復の手順

  1. Windows10のインストールメディア(USBまたはDVD)でPCを起動
  2. 「言語の選択」画面で「次へ」をクリック
  3. 左下の「コンピューターを修復する」を選択
  4. 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ修復」をクリック
  5. 対象のWindowsを選び、自動修復を開始

コマンドプロンプトを使用した手動修復(UEFI専用)

スタートアップ修復で直らない場合は、手動でEFIパーティションをマウントし、必要なブートファイルを再作成する方法が有効です。

コマンドによる手動修復手順

  1. インストールメディアから起動し、「コンピューターを修復する」→「トラブルシューティング」→「コマンドプロンプト」を開く
  2. 以下のコマンドを順に実行
    diskpart
    list disk
    select disk X(Xは対象のディスク番号)
    list volume
    select volume Y(YはEFIパーティション)
    assign letter=Z
    exit
    cd /d Z:\EFI\Microsoft\Boot\
    bootrec /FixBoot
    bcdboot c:\Windows /l en-us /s Z: /f ALL
  3. 操作完了後、コマンドプロンプトを閉じてPCを再起動

Bootrec.exeツールを使ってMBRとBCDを修復する

ブート構成データ(BCD)やマスターブートレコード(MBR)が破損している場合、bootrecコマンドで修復します。

Bootrecコマンド手順

  1. インストールメディアから「コマンドプロンプト」を起動
  2. 以下のコマンドを順番に実行
    bootrec /fixmbr
    bootrec /fixboot
    bootrec /scanos
    bootrec /rebuildbcd
  3. 修復後、PCを再起動し起動できるか確認

AOMEI Partition AssistantでMBRを再構築する

Windowsがまったく起動しない場合や、コマンド操作が不安な方には、AOMEI Partition Assistantを使ってMBRの再構築を行う方法も有効です。

AOMEIでMBR再構築手順

  1. 別のPCでAOMEI Partition Assistantをダウンロードしてインストール
  2. ブータブルUSBを作成し、問題のPCで起動
  3. 「MBRの再構築」機能を選択し、対象ディスクとシステムに合わせたMBRタイプを選ぶ
  4. 操作を実行して再起動

専門業者に相談・依頼する

ここまでの対処法を試しても改善できなかった場合、機器に重大なエラーや物理的な故障が生じている可能性が高いです。この場合、続けて使用すると損傷がひどくなり、復旧できなくなる可能性があります。さらに、自力で分解したり復旧作業を行うのも状態が悪化するケースが多いです。少しでもデータを失いたくない方は速やかに専門業者に相談することをおすすめします。


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まとめ

Windows10のUEFI環境におけるブートマネージャーの修復は、正しい手順を踏めば自力でも対応可能です。インストールメディアを使ったスタートアップ修復やコマンド操作、専用ソフトの利用など、状況に応じた方法を選んでください。

それでも起動できない場合や、ストレージ障害が疑われるケースでは、無理な復旧を避け、専門業者への相談を検討することで、大切なデータを守ることにつながります。

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