【自力で直せる？】BIOSアップデート失敗の原因と対処法ガイド

BIOSアップデートの最中にフリーズしたり、再起動後に画面が真っ暗のままになったりすることはありませんか？このような症状は、アップデート失敗によるBIOS破損が原因かもしれません。本記事では、BIOSアップデート失敗時に考えられる原因と、状況別の対処法を解説します。データ消失のリスクを避けながら、安全に復旧するための手順をお伝えします。

自力での修復に不安がある方は

自力でのデータ復旧はリスクが大きく、誤操作や物理障害が発生する可能性もあります。データ復旧専門業者は無料診断を提供しており、安心して依頼できます。編集部が厳選した業者を調査・まとめていますので、ぜひ参考にしてください。

【2025最新】おすすめのデータ復旧業者を徹底解説！| HDD･PC･SSD･SDカード･スマホ･カメラ･レコーダー･NAS

大切なデータが消えた時、どの復旧業者を選べば安心？実績・技術力・料金などで比較したおすすめのデータ復旧会社を紹介。ソフトとの違いや選び方も詳…

サイバーセキュリティ総研

BIOSアップデート失敗の主な原因

BIOSアップデートの失敗は、一歩間違えるとパソコンが起動不能になる深刻なトラブルです。以下のような原因が考えられます。

電源切断やアップデートの中断

アップデート中に電源が切れると、BIOSの書き込みが途中で止まり、システムが正常に起動できなくなる恐れがあります。これはよくあるトラブルの一つです。また、操作ミスや予期せぬエラーによって書き込みが中断され、BIOSが不完全な状態になるケースも見られます。

互換性の問題

マザーボードに対応していないBIOSファイルを使用した場合、正常に動作しなくなり、PCが起動不能になります。

アップデートファイルの破損

ダウンロード時の通信エラーや、不完全な保存により、BIOSファイルが破損していると書き込みに失敗します。

ファイルシステムの破損

BIOSとは別に、ストレージ内のファイルシステムが破損している場合も、起動できない・エラーが出る要因となります。特にアップデート直前の強制終了やフリーズ時に発生しやすいです。

物理的な障害

BIOSチップの物理破損や、ストレージ機器そのものに物理的障害があると、システム全体が動作しなくなります。特に異音やPC動作が極端に遅いと内部パーツの破損が考えられます。

ストレージ機器に物理障害が発生している状態で、むやみに通電や再起動、フリーソフトの使用、分解などを行うと、状況が悪化し、復旧の難易度が大きく上がることがあります。特にHDDやSSDは精密機器であり、ちょっとした刺激や誤操作でも内部パーツが傷ついたり、データが上書きされたりして、最終的に復旧不可能になるリスクもあります。誤った対処で大切なデータを失ってしまう前に、まずは専門業者への相談をおすすめします。

自力で修復する場合のリスク

▶ ほこりや異物が悪影響を与えてしまう

▶ 内部パーツに修復できない傷が付いてしまう

▶ 知識不足で誤った復旧作業を行ってしまう

ストレージデバイスの自力での修復は非常に難しく、誤った方法で作業を進めると、データが完全に失われるリスクがあります。安全にデータを復旧させたい場合、データ復旧業者に依頼することが確実です。編集部が厳選したおすすめ業者は下記のボタンからご参照ください。

BIOSアップデート失敗時の対処法

以下の方法を順に試すことで、BIOSアップデート失敗からの復旧を試みることができます。状況に応じて適切な手順を選択してください。

外部デバイスを取り外す

USB機器や外付けHDDが影響している場合、それらを取り外すことで正常に起動できることがあります。

外部デバイス取り外し手順

1. すべてのUSB機器、SDカード、外付けHDDを取り外す。
2. 再起動を試み、正常にBIOSまたはOSが表示されるか確認。

CMOSクリアを実行する

BIOS設定の初期化で不具合が解消される場合があります。

CMOSクリア手順

1. PCの電源を切り、マザーボード上のボタン電池を取り外す。
2. 10～15分ほど待機して完全放電を促す。
3. 再び電池を装着して電源を入れ直します。

BIOSリカバリ機能を使用する

メーカー独自のBIOS復旧機能が搭載されている場合、これを使って破損したBIOSを復旧できます。

BIOSリカバリ手順

1. 電源投入と同時に「F2」「F10」「ESC」などのキーを連打。
2. BIOSリカバリモードに入ったら、指示に従って復旧ファイルを指定。
3. 修復が完了するまで電源を切らないようにします。

USBメモリからBIOSを再フラッシュする

BIOSアップデート失敗後でも、USB経由での再書き込みが可能なマザーボードがあります。

USB再フラッシュ手順

1. メーカー公式サイトから正しいBIOSファイルをダウンロード。
2. USBメモリのルートディレクトリに保存し、PCに接続。
3. 起動後、「Q-Flash」や「EZ Flash」などの機能で再フラッシュ。

ブートレコードを修復する

BIOSの復旧が完了しても、OSがインストールされているディスクのブートレコード（MBRやBCD）が破損していると、Windowsは起動しません。以下の手順で、ブート領域を修復することができます。

※注意：この作業はシステム領域に変更を加える操作です。誤った入力により、OSが起動しなくなったり、データが失われるリスクがあります。操作に不安がある場合は、無理をせず専門業者へ相談してください。

ブートレコード修復の手順

1. Windowsの回復メディアまたはインストールメディアを準備
   Windows 10/11の回復メディアを持っていない場合は、別のPCからマイクロソフト公式サイトで「メディア作成ツール」をダウンロードして作成してください（USBまたはDVD）。
2. 修復対象のPCにUSBまたはDVDを接続して起動
   BIOSまたはブートメニュー（電源投入時にF12やEsc）から、起動ドライブとしてUSB/DVDを選択します。
3. 「Windowsのインストール」画面が表示されたら、「コンピューターを修復する」を選択
   画面左下にあるリンクをクリックしてください（インストールは選ばない）。
4. 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「コマンドプロンプト」を選択
   コマンド操作画面に移行します。

以下のコマンドを一つずつ入力してEnter
入力後は、画面に「操作成功」といったメッセージが表示されることを確認してください：
bootrec /fixboot

bootrec /fixmbr

bootrec /rebuildbcd

5. – 最後の /rebuildbcd は、新たにOSの起動情報を再構築するコマンドです。
   – 途中で「インストールされたWindowsが見つかりました」と表示された場合、「Y（はい）」を押して追加してください。
6. すべてのコマンド実行が終わったら、コマンドプロンプトを閉じて再起動
   画面右上の×を押すか、「exit」と入力してEnterを押してから、PCを再起動してください。
7. 正常に起動するかを確認
   Windowsが正しく起動すれば修復は完了です。起動しない場合は、再度リカバリーを試すか、他の原因を調査してください。

専門業者に相談・依頼する

ここまでの対処法を試しても改善できなかった場合、機器に重大なエラーや物理的な故障が生じている可能性が高いです。この場合、続けて使用すると損傷がひどくなり、復旧できなくなる可能性があります。さらに、自力で分解したり復旧作業を行うのも状態が悪化するケースが多いです。少しでもデータを失いたくない方は速やかに専門業者に相談することをおすすめします。

おすすめのデータ復旧専門業者

データ復旧の専門業者を選ぶときには以下の項目が特に重要です。

すべてに対応しているサイバーセキュリティ総研おすすめのデータ復旧業者はデジタルデータリカバリーです。

デジタルデータリカバリー

デジタルデータリカバリーは、14年連続国内売上No.1の最大手のデータ復旧専門業者です。

復旧率は91.5%とかなり高い技術力を有しており、RAID復旧のノウハウを持ったエンジニアが複数名チームとなって対応することで、早期に破損個所のすべての特定ができ、修復を行うことができます。

また2021年には、HDDの最難関障害である「スクラッチ障害」の復旧技術や、SSDやSDカードのような「メモリ媒体」の復旧技術が評価され、東京都の経営革新優秀賞を受賞しました。その復旧技術・設備が詰まっている復旧ラボは見学が可能です。

また、累積の相談件数は46万件を超え、官公庁や大手企業との取引実績も豊富です。さらに、依頼されたものの8割を48時間以内に復旧するスピードも優秀です。

24時間365日の受付対応に加え、機器は全国5拠点への持ち込み・配送・出張と臨機応変に対応してくれます。相談から見積もりが無料で行えるため、データ復旧専門業者の選定に困っていたら、まずは最大手であるデジタルデータリカバリーへ相談することをおすすめします。

デジタルデータリカバリーのさらに詳しい情報は公式サイトへ