【2025年版】Western Digital Drive UtilitiesでHDD診断!ツールの使い方とエラー対処法まとめ

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WD Drive Utilitiesは、Western Digital(WD)製の外付けHDDやSSDを診断・管理できる公式ツールです。「なんだか動作が遅い」「突然認識されなくなった」…そんなとき、HDDやSSDに何らかの異常が起きているサインかもしれません

WD Drive Utilitiesを使えば、ドライブの健康状態をチェックしたり、セキュリティ設定の管理も行えます。この記事では、WD Drive Utilitiesの使い方や目的別の活用方法に加えて、トラブルが発生した場合の対処法まで、わかりやすく解説していきます。

自力での修復に不安がある方は

自力でのデータ復旧はリスクが大きく、誤操作や物理障害が発生する可能性もあります。データ復旧専門業者は無料診断を提供しており、安心して依頼できます。編集部が厳選した業者を調査・まとめていますので、ぜひ参考にしてください。

WD Drive Utilitiesを利用する目的

Teams 情報漏えい

このツールは単なる診断だけでなく、運用効率化やセキュリティ対策の面でも重要な役割を果たします。

ドライブの健康状態確認

SMART診断により、劣化状況や障害の兆候を早期に発見できます。異常値が表示された場合は、速やかなバックアップが推奨されます。

パフォーマンス最適化

RAID構成やスリープタイマーの設定によって、ドライブの運用効率と寿命のバランスを取ることが可能です。

安全なデータ削除と管理

ドライブ消去機能を利用すれば、個人情報や業務データを安全に完全消去できます。廃棄や譲渡時にも安心です。

障害の診断・初期対応

動作不安定やエラーの際、診断テストにより異常の有無を可視化できます。初期診断として有効です。

WD Drive Utilitiesの使い方

WD Drive Utilitiesは、WD公式から無料で提供されている管理ツールです。ドライブの診断や消去、RAID構成(複数のHDDを組み合わせて速さや安全性を高める仕組み)の設定などを安全に行えます。

WD Drive Utilitiesの基本的な使い方

ステップ1:ソフトのダウンロード

  1. パソコンのブラウザで【WD公式サイト】にアクセス
  2. ページ内の検索バーに「WD Drive Utilities」と入力し、検索結果から該当ソフトをクリック
  3. 使用しているOS(Windows/Mac)に合ったバージョンを選び、「ダウンロード」ボタンをクリック

ステップ2:WD Drive Utilitiesのインストール

  1. ダウンロードしたインストーラー(.exeまたは.dmgファイル)をダブルクリック
  2. 画面の指示に従ってインストールを進める
  3. インストールが完了したら、PCを再起動しておくと確実です

ステップ3:WD製ドライブをPCに接続

  1. USBケーブルなどを使って、PCに対象のWD製HDDやSSDを接続
  2. 自動で認識されれば準備完了です

ステップ4:WD Drive Utilitiesを起動し、対象ドライブを選択

  1. スタートメニュー(またはアプリケーションフォルダ)から「WD Drive Utilities」を起動
  2. 左側のメニューに、接続されているWDドライブが表示されるので、操作したいドライブをクリックして選択

ステップ5:ドライブ診断を実行する

健康状態やエラーのチェックをしたい場合は、以下の診断項目から実行します。

SMARTステータス
 ⇒ ドライブの基本的な健康状態を即座にチェック

クイックドライブテスト
 ⇒ 数分で終わる簡易テスト。軽いチェックに便利

完全ドライブテスト
 ⇒ ドライブ全体を詳細にチェック。所要時間は長め(数時間かかる場合あり)

それぞれの診断ボタンを押せば自動でテストが始まり、完了後に結果が表示されます。

ステップ6:オプション機能の活用

WD Drive Utilitiesでは、診断以外にも便利な設定が可能です。

RAID設定(RAID対応モデルのみ)
 ⇒ 複数ドライブをまとめて高速化・冗長化できます(RAID 0/1など)

スリープタイマーの設定
 ⇒ 一定時間操作がないと自動でスリープ状態にする時間を調整可能

ドライブの消去(フォーマット)
 ⇒ データを完全に消去して初期化する機能(※実行時は要注意!)

※これらのオプションも、左メニューから該当ドライブを選んで設定できます。

もし、診断結果で「SMART異常」や「セクタエラー」などの警告が表示された場合、ハードディスクに物理的な故障や重大な劣化が発生している可能性があります

ストレージ機器に物理障害が発生している状態で、むやみに通電や再起動、フリーソフトの使用、分解などを行うと、状況が悪化し、復旧の難易度が大きく上がることがあります。特にHDDやSSDは精密機器であり、ちょっとした刺激や誤操作でも内部パーツが傷ついたり、データが上書きされたりして、最終的に復旧不可能になるリスクもあります。誤った対処で大切なデータを失ってしまう前に、まずは専門業者への相談をおすすめします。

自力で修復する場合のリスク

▶ ほこりや異物が悪影響を与えてしまう

内部パーツに修復できない傷が付いてしまう

▶ 知識不足で誤った復旧作業を行ってしまう

ストレージデバイスの自力での修復は非常に難しく、誤った方法で作業を進めると、データが完全に失われるリスクがあります。安全にデータを復旧させたい場合、データ復旧業者に依頼することが確実です。編集部が厳選したおすすめ業者は下記のボタンからご参照ください。

WD Drive Utilities使用中のトラブルと対処法

ツール利用中に発生することがあるトラブルと、それに対する具体的な対応策を項目ごとにご紹介します。

ドライブが認識されない場合の対処法

ツールにドライブが表示されない場合、接続不良やドライブの論理障害が原因と考えられます。

認識されない場合の対処手順

  1. USBケーブルを交換、またはPCの他のUSBポートへ接続
  2. WD Drive Utilitiesを一度アンインストールし、最新バージョンを再インストール
  3. 別のPCやOS環境でドライブを接続して動作確認

診断テストが失敗する場合の対処法

診断テスト中にエラーが発生する場合、不良セクターや物理損傷の可能性があるため注意が必要です。

テスト失敗時の対処手順

  1. 接続ケーブルや電源が正しく動作しているか確認
  2. 異音や発熱がある場合は使用を中止し、専門業者に相談
  3. ツールを再インストールし、再テストを実施

Windowsのエラーチェック機能を使ってHDDの状態を確認・修復する

WD Drive Utilitiesでエラーが検出された場合やドライブが正常に動作しないときは、Windows標準の「エラーチェック」機能を使ってファイルシステムの問題を確認・修復する方法があります。これにより、論理的な障害や軽度のセクタエラーが改善されることがあります。

Windowsのエラーチェック手順

  1. エクスプローラーを開き、WDドライブのアイコンを右クリック
  2. 「プロパティ」→「ツール」タブを選択
  3. 「エラーチェック」欄にある「チェック」ボタンをクリック
  4. 「このドライブをスキャンする」を選択し、スキャンを開始
  5. エラーが見つかった場合は、「ドライブの修復」を実行

コマンドプロンプトでchkdskを使用してドライブを修復する

WD Drive Utilitiesの診断では見つけられない深刻なファイルシステムの破損がある場合、コマンドプロンプトから「chkdsk」コマンドを使用することで、より詳細な修復が可能です。これはNTFSフォーマットのドライブに対して特に効果的です。

chkdskによる修復手順

  1. スタートメニューを開き、「cmd」と入力
  2. 「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」を選択
  3. 以下のコマンドを入力:
    chkdsk D: /f /r
    ※「D:」はWDドライブのドライブ文字に置き換えてください
  4. 処理が開始されるので、完了まで待つ(数分~数十分かかることもあります)
  5. 完了後、PCを再起動してドライブの認識状況を確認

専門業者に相談・依頼する

エラーが検出された場合や、ここまでの対応で改善が見られない場合は、機器内部で深刻なトラブルや物理的な故障が発生している可能性が考えられます。この場合、続けて使用すると損傷がひどくなり、復旧できなくなる可能性があります。さらに、自力で分解したり復旧作業を行うのも状態が悪化するケースが多いです。少しでもデータを失いたくない方は速やかに専門業者に相談することをおすすめします。


おすすめのデータ復旧専門業者

データ復旧の専門業者を選ぶときには以下の項目が特に重要です。

データ復旧業者を選ぶうえで押さえておきたいポイント

復旧の経験が豊富
さまざまなメーカーや機種に対応できるかをチェックしましょう。

無料で初期診断を提供
費用がかかる前に復旧の可能性や状態を確認でき、リスクを減らせます。

最先端の復旧技術と設備を備えている
特に物理障害の場合、クリーンルームでの対応が可能かを確認することが重要です。

すべてに対応しているサイバーセキュリティ総研おすすめのデータ復旧業者はデジタルデータリカバリーです。

デジタルデータリカバリー

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また2021年には、HDDの最難関障害である「スクラッチ障害」の復旧技術や、SSDやSDカードのような「メモリ媒体」の復旧技術が評価され、東京都の経営革新優秀賞を受賞しました。その復旧技術・設備が詰まっている復旧ラボは見学が可能です。

また、累積の相談件数は46万件を超え、官公庁や大手企業との取引実績も豊富です。さらに、依頼されたものの8割を48時間以内に復旧するスピードも優秀です。

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報酬体系原則成功報酬制無料サービス相談・初期診断・見積もりまで無料(デジタルデータリカバリーへの配送も無料)
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セキュリティISO27001/Pマーク/外部委託警備員のチェック/NDA締結対応メディア RAID機器(NAS/サーバー)、パソコン(ノート/デスクトップ)、外付けHDD、SSD、USBメモリ、ビデオカメラ、SDカード・レコーダー等記憶媒体全般
復旧料金◇相談から見積もりまで無料
500GB未満:5,000円〜
500GB以上:10,000円〜
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