【保存版】Windows 10の回復パーティションを削除・再作成・復元する方法を徹底解説

Windows 10で回復パーティションを操作する必要がある場面は意外と多くあります。ストレージ容量を整理したいときや、再インストールの準備中に誤って削除してしまった場合など、対処法を誤るとシステムの復旧が難しくなることも。この記事では、回復パーティションの削除・再作成・データ復元の方法を、初心者にもわかりやすく解説します。

誤ってデータを消してしまった時は

自力でのデータ復旧はリスクが大きく、誤操作や物理障害が発生する可能性もあります。データ復旧専門業者は無料診断を提供しており、安心して依頼できます。編集部が厳選した業者を調査・まとめていますので、ぜひ参考にしてください。

【2025最新】おすすめのデータ復旧業者を徹底解説！| HDD･PC･SSD･SDカード･スマホ･カメラ･レコーダー･NAS

大切なデータが消えた時、どの復旧業者を選べば安心？実績・技術力・料金などで比較したおすすめのデータ復旧会社を紹介。ソフトとの違いや選び方も詳…

サイバーセキュリティ総研

なぜ回復パーティションを削除・再作成・復元するのか

回復パーティションは、Windowsの「システムの復元」や「初期化」などの重要な機能を担っています。しかし、次のような理由で削除や再作成が必要になることがあります。

• ディスク容量を確保したい
• カスタム構成や再インストールの一環として初期化したい
• クローンやバックアップ後に構成が崩れたため修復したい
• トラブルで削除してしまい復元が必要になった

回復パーティションを削除・再作成・復元してトラブルを解消できる場合もありますが、操作ミスや不適切な処理でデータを失うリスクもあります。重要なデータが含まれている場合、専門業者に依頼する方が安全です。

回復パーティションが操作できない原因

作業を始める前に、回復パーティションが削除・再作成・復元できない場合、背後には複数の技術的な原因が潜んでいます。こうした問題を正しく理解せずに放置したり、安易に操作を行ったりすると、Windowsが起動しなくなったり、システム復元が不可能になるリスクがあります。

ここでは、特に注意すべき代表的な原因を3つのケースに分けて解説します。

パーティションにロックがかかっている

回復パーティションがWindowsにより保護されていると、削除や変更ができません。「アクセスが拒否されました」と表示されることがあります。

MBR/GPT形式の不一致やブート構成の問題

MBRとGPTの不一致やクローン時の構成ミスにより、回復パーティションが無効化されたり、正常に認識されなくなることがあります。

システムファイルの破損やWinREの無効化

WinRE.wim（回復用のファイル）などの構成ファイルが破損していると、回復機能が無効になり、reagentc /enable（Windowsの回復環境を有効化するコマンド）でエラーが出ることがあります。

自力で破損を修復しようとすると、誤った操作により状態が悪化し、復旧が困難になるリスクがあります。データ構造は非常に複雑で、知識がないまま操作すると、ファイルシステムがさらに破損したり、必要なデータが上書きされてしまうこともあります。適切な手順を踏まずに復元ソフトなどを使用すると、取り返しのつかないデータ損失につながる可能性もあるため、慎重な対応が求められます。

自力で修復する場合のリスク

▶ 誤った操作でファイル構造を壊してしまう

▶ 不適切な復元処理でデータが上書きされてしまう

▶ 専門知識がないまま対応し状態を悪化させてしまう

ストレージデバイスの自力での修復は非常に難しく、誤った方法で作業を進めると、データが完全に失われるリスクがあります。安全にデータを復旧させたい場合、データ復旧業者に依頼することが確実です。編集部が厳選したおすすめ業者は下記のボタンからご参照ください。

回復パーティションの削除方法

Windows 10では、ストレージ容量の制限や不要になった構成変更の一環として、回復パーティションの削除が必要になる場合があります。ここでは、標準ツールと外部ツールの両方を使った削除手順を解説します。

DiskPartを使用して削除する方法

Windows標準のコマンドラインツール「DiskPart」を使えば、回復パーティションを手動で削除できます。高度な操作になるため、慎重に進めましょう。

DiskPartで回復パーティションを削除する手順

1. 「スタート」ボタンを右クリックし、「Windowsターミナル（管理者）」を開きます。
2. 以下のコマンドを順に入力します：
   diskpart
   list disk
   select disk X（Xは対象ディスク番号）
   list partition
   select partition Y（Yは回復パーティション番号）
   delete partition override
3. 操作後は、ディスク管理ツールで確認し、正しく削除されたか確認してください。

視覚的なツールを使って削除する方法

コマンド操作が不安な方は、一般的なパーティション管理ツールを使用する方法もあります。視覚的な操作で、回復パーティションの選択と削除を簡単に行えます。

パーティション管理ツールで回復パーティションを削除する手順

1. パーティション管理ソフトをインストールして起動します。
2. ディスク上の「回復パーティション」を選択します。
3. 「削除（Delete）」をクリックし、「適用（Apply）」を実行して変更を確定します。

回復パーティションの再作成方法

回復パーティションを誤って削除してしまった場合や、再構成したい場合は再作成が可能です。手動と自動の方法を紹介します。

手動で再作成する方法

手動でパーティション領域を確保し、IDを設定した上でWindowsの回復環境（WinRE）を有効にする方法です。

手動で回復パーティションを再作成する手順

1. 「ディスクの管理」でCドライブを右クリックし、「ボリュームの縮小」を選択します。
2. 縮小後にできた未割り当て領域を右クリックし、「新しいシンプルボリューム」を作成します（ドライブ文字は割り当てない）。
3. 「コマンドプロンプト（管理者）」で以下を実行：
   diskpart
   select disk X
   select partition Y
   set id=de94bba4-06d1-4d40-a16a-bfd50179d6ac
4. 以下のコマンドでWinREを有効にします：
   reagentc /setreimage /path
   reagentc /enable

自動で再作成できるツールを使う方法

一部のバックアップ・クローン系ツールには、回復パーティションを自動的に再構築する機能があります。作業時間を短縮したい方に適しています。

ツールを使用して再作成する手順

1. 回復パーティションの再作成に対応したツールをインストールします。
2. 起動後、ウィザードに従って「回復パーティションの作成」を選択します。
3. ソフトの指示に従って、WinRE環境を構築します。

削除された回復パーティションのデータ復元方法

回復パーティションを削除したあとでも、データが完全に上書きされていなければ復元可能なケースがあります。ここでは代表的な復元方法を解説します。

復元ソフトを使ってデータを復旧する方法

パーティション内部のファイルや設定情報などを復元したい場合、一般的な復元ソフトを使うのが効果的です。

復元ソフトを使用したデータ復旧の手順

1. 信頼性のあるデータ復元ソフトをインストールします（名前はここでは記載しません）。
2. ソフトを起動し、削除された回復パーティションが存在したディスクを選択します。
3. スキャン結果から必要なデータを選び、別のドライブに復元します。

パーティションリカバリ機能を使う方法

データ単位ではなく、パーティション構成そのものを復元したい場合は、パーティションリカバリ機能が有効です。

パーティションリカバリ機能を使用した復元手順

1. パーティションリカバリに対応したツールをインストールして起動します。
2. 対象のディスクをスキャンして失われたパーティションを検索します。
3. 復元対象を確認後、「復元（Recover）」を実行します。

専門業者に相談・依頼する

ここまでの対処法を試しても改善できなかった場合、機器に重大なエラーや物理的な故障が生じている可能性が高いです。この場合、続けて使用すると損傷がひどくなり、復旧できなくなる可能性があります。さらに、自力で分解したり復旧作業を行うのも状態が悪化するケースが多いです。少しでもデータを失いたくない方は速やかに専門業者に相談することをおすすめします。

おすすめのデータ復旧専門業者

データ復旧の専門業者を選ぶときには以下の項目が特に重要です。

すべてに対応しているサイバーセキュリティ総研おすすめのデータ復旧業者はデジタルデータリカバリーです。

デジタルデータリカバリー

デジタルデータリカバリーは、14年連続国内売上No.1の最大手のデータ復旧専門業者です。

復旧率は91.5%とかなり高い技術力を有しており、RAID復旧のノウハウを持ったエンジニアが複数名チームとなって対応することで、早期に破損個所のすべての特定ができ、修復を行うことができます。

また2021年には、HDDの最難関障害である「スクラッチ障害」の復旧技術や、SSDやSDカードのような「メモリ媒体」の復旧技術が評価され、東京都の経営革新優秀賞を受賞しました。その復旧技術・設備が詰まっている復旧ラボは見学が可能です。

また、累積の相談件数は46万件を超え、官公庁や大手企業との取引実績も豊富です。さらに、依頼されたものの8割を48時間以内に復旧するスピードも優秀です。

24時間365日の受付対応に加え、機器は全国5拠点への持ち込み・配送・出張と臨機応変に対応してくれます。相談から見積もりが無料で行えるため、データ復旧専門業者の選定に困っていたら、まずは最大手であるデジタルデータリカバリーへ相談することをおすすめします。

デジタルデータリカバリーのさらに詳しい情報は公式サイトへ