クレデンシャルスタッフィングとは?危険性・対策を徹底解説

クレデンシャルスタッフィング攻撃は、漏洩した認定情報を利用して不正ログインを行うサイバー攻撃の一種です。クレデンシャルスタッフィングの標的になっていた場合、個人情報の窃取やなりすましなど、深刻な被害に発展する可能性があります。

本記事では、クレデンシャルスタッフィングの仕組みや想定される被害を交えつつ、有効な対策を徹底的に解説します。

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クレデンシャルスタッフィング(Credential Stuffing)とは?

攻撃の仕組み

  1. ハッキングやダークウェブを通じて漏洩した認証情報を入手。
  2. 自動化ツールを利用して多数のWebサービスに不正ログインを試行。
  3. 不正ログイン成功したアカウントを詐欺やフィッシングなど多様なサイバー犯罪に利用。

ブルートフォース攻撃との違い

クレデンシャルスタッフィング攻撃とブルートフォース攻撃どちらも不正ログインを狙う攻撃ですが、手法は異なります。

クレデンシャルスタッフィング攻撃は、過去に流出したIDとパスワードを利用し、大量のサービスへのログインを自動で試す攻撃手法です。

ブルートフォース攻撃は、正しいパスワードを見つけるまで可能性のあるすべての組み合わせを試行することで、パスワードや暗号を解読しようとする攻撃手法です。

ブルートフォースアタックの手法や対策については、以下の記事で詳しく解説しています。

>>【ブルートフォースアタック(総当たり攻撃)とは?その仕組みと対策を徹底解説】

想定される被害

クレデンシャルスタッフィングによって想定される被害は以下の通りです。

  • 不正送金や不正購入などの金銭的損失
  • 企業の信頼失墜
  • 顧客データや従業員情報などの情報漏洩 
  • なりすまし、ランサムウェアなど二次被害 

もし被害を受けた場合は、認証情報が漏洩している可能性があるため、フォレンジック調査の依頼をおすすめします。

クレデンシャルスタッフィング攻撃への有効な対策

クレデンシャルスタッフィング攻撃の対策について効果的なものをご紹介します。

  • パスワードの使い回し防止
  • CAPTCHA(キャプチャ)の実装
  • 多要素認証(MFA)の導入

パスワードの使い回し防止

パスワードの使い回しをすると、攻撃者に他のサービスまでまとめて不正利用される可能性を上げます。攻撃者は盗まれたIDとパスワードを使って、他のサービスにログインできるかを自動的に試しています。サービスごとに異なるパスワードを設定すると、被害を抑制することに効果的です。

CAPTCHA(キャプチャ)の実装

CAPTCHAは、使用者が人間であるか自動プログラム(ボット)であるかを見分ける仕組みです。ログイン画面やフォームに実装することで、自動化された攻撃をブロックすることに効果的です。攻撃者は「2Captcha」などのサービスを利用して人力や自動化で突破する手法も存在します。CAPTCHA単体では完全な予防策とは言えないため、他の対策と組み合わせることが重要です。

多要素認証(MFA)の導入

多要素認証は、ログイン時に3つの認証要素のうち2つ以上を組み合わせて本人確認を行う仕組みです。

認証の3要素は、以下の3つに分類されます。

  • 知識情報(パスワードや暗証番号など、本人しか知らない情報)
  • 所持情報(スマートフォンやICカードなど、本人が持っているもの)
  • 生体情報(指紋や顔など、本人の身体的特徴)

2つ以上の要素を組み合わせることで、攻撃者が不正ログインする難易度が上がります。

クレデンシャルスタッフィング攻撃を受けた場合は調査をする

不正アクセスが確認された場合、ログイン情報がダークウェブ上に流出している可能性があります。流出の有無を把握するためには、専門的な情報漏洩調査が必要です。

クレデンシャルスタッフィングの被害を受けると、自分だけでなく、関係する顧客・取引先・従業員などへの二次被害につながる恐れもあります。

認証情報の流出が疑われる場合や、すでに被害が確認されている場合は、専門業者に情報漏洩不正アクセス調査を依頼することをおすすめします。

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