個人情報流出は、プライバシーの侵害だけでなく、金銭的被害や不正利用などの深刻なトラブルにつながります。
本記事では、個人情報流出の主な原因や、被害を防ぐための対策、流出後の正しい対応方法を解説します。
万が一、情報が流出してしまった場合は、速やかに専門のフォレンジック調査会社に相談し、原因の特定と被害範囲の把握を行うことをおすすめします。
本ページには広告が含まれています。本コンテンツ経由で商品・サービスの申込みがあった場合、企業から送客手数料を受け取ることがあります。 |
個人情報流出とは
私たちが普段何気なく利用しているサービスやアプリでも、知らないうちに個人情報が流出する危険があります。個人情報流出とは、名前・住所・電話番号・メールアドレス・クレジットカード情報などの機密性が高い情報が、無断で外部に漏れることを指します。
流出が起こるとプライバシー侵害だけでなく、金銭的被害や不正利用など深刻なリスクを伴い、特に企業や団体では社会的信頼を失う原因にもなります。
個人情報流出が起こる主な原因
個人情報の流出は、外部からの攻撃だけでなく、内部の不注意や管理ミスなどさまざまな要因で発生します。ここでは、代表的な原因とその概要を紹介します。
- ウイルス感染・不正アクセスを受ける
- 誤表示や誤送信を行ってしまう
- 情報の不正持ち出し・盗難に遭う
- 機器や書類を紛失・誤って廃棄する
- パスワード管理を怠る
- アクセス権限の設定ミスをする
- ソフトウェアの脆弱性を放置する
- 委託先での情報管理を怠る
- 内部関係者による不正行為を行う
- フィッシング詐欺に遭う
ウイルス感染・不正アクセスを受ける
パソコンやスマホがマルウェアやウイルスに感染すると、端末内のデータが外部サーバーに自動送信されることがあります。さらに、脆弱なセキュリティ設定やパスワードの突破により、不正アクセスを受けて機密情報が盗まれるケースもあります。
誤表示や誤送信を行ってしまう
送信先のメールアドレスやFAX番号を誤って入力し、本来送るべきでない相手に個人情報を送信してしまうケースです。特に、同姓同名の別人や取引先と間違えるなど、日常の業務でも発生しやすいミスです。
情報の不正持ち出し・盗難に遭う
従業員や外部の人物が、許可なく個人情報を含む資料や端末を持ち出すことで発生します。また、外出先で持ち出したノートPCやスマホが盗難に遭い、中の情報が抜き取られるケースもあります。
機器や書類を紛失・誤って廃棄する
USBメモリや外付けHDD、紙の書類などを紛失することや、適切な廃棄処理を行わずに捨ててしまうことが原因です。特に物理的なメディアは、小型で持ち運びやすいため紛失リスクが高まります。
パスワード管理を怠る
推測されやすい単純なパスワードや、複数のサービスで同じパスワードを使い回すことは、不正ログインを招く原因になります。パスワードの流出は他のアカウントへの連鎖的な侵入にもつながります。
アクセス権限の設定ミスをする
情報管理システムで権限設定を誤ると、本来アクセスできない人物が機密データにアクセスできてしまいます。これにより、意図せぬ閲覧や情報の持ち出しが可能になってしまいます。
ソフトウェアの脆弱性を放置する
OSやアプリケーションの更新を怠ることで既知の脆弱性が修正されず、攻撃者に侵入のきっかけを与えてしまいます。特に古いソフトはセキュリティパッチが提供されなくなるため危険です。
委託先の情報管理が不十分である
外部の委託先に顧客データや業務情報を預けた場合、その管理体制が不十分だと、流出や不正利用のリスクが高まります。セキュリティ基準が低い企業との取引は特に注意が必要です。
内部関係者による不正行為が発生する
社員や関係者が意図的に個人情報を持ち出したり、販売・不正利用するケースです。内部犯行は外部からの攻撃と違い、正規の権限を持っているため発覚が遅れやすく、被害が長期化する傾向があります。
フィッシング詐欺に引っかかる
本物そっくりの偽サイトやメールを使い、利用者を騙してログイン情報やクレジットカード番号を入力させる手口です。偽の銀行サイトや通販サイトが代表的な例で、入力した情報は即座に第三者へ送られます。
個人情報の流出は、対応が遅れるほど被害が拡大する危険があります。時間が経つにつれて証拠は消失しやすくなり、被害範囲の特定や原因の解明も困難になります。流出した情報は第三者に転売され、不正ログインやクレジットカードの不正利用、成りすまし詐欺などに悪用される可能性があります。
こうした二次被害を防ぐためには、できるだけ早く専門のフォレンジック調査会社に依頼し、調査を行うことを強くおすすめします。
個人情報流出時の対処法
個人情報の流出が確認された場合は、迅速な対応が被害拡大を防ぐ鍵となります。ここでは、流出後に取るべき代表的な対応策を紹介します。
警察や国民生活センターに相談する
個人情報流出が発覚したら、まずは警察の「サイバー犯罪相談窓口」や国民生活センターに速やかに相談します。被害内容や証拠(不審メール、ログイン履歴、取引履歴など)を揃えて提出することで、適切なアドバイスや法的対応を受けられます。初期対応が遅れると、金銭的被害や二次被害が拡大する恐れがあります。
パスワードを変更する
流出が疑われるアカウントだけでなく、同じパスワードを使い回しているすべてのサービスのパスワードを直ちに変更します。推測されにくい長く複雑なパスワードを設定し、可能であればパスワードマネージャーを活用しましょう。同時に二段階認証を設定することで、パスワードが漏れても不正ログインを防げます。
関係者に個人情報の流出を報告する
自分の情報が流出した可能性がある場合は、金融機関やクレジットカード会社、取引先、家族など関係者に速やかに連絡します。これにより、不正利用の監視や口座の一時停止、カード再発行など、早期の防止措置が可能になります。特に金融情報やログイン情報が関係している場合は即時対応が必要です。
フォレンジック調査会社に依頼する
流出経路や被害範囲を正確に特定し、証拠を確実に保全するためには、専門のフォレンジック調査会社への依頼が不可欠です。フォレンジック調査では、端末やサーバー、ログデータなどを解析し、侵入経路や不正アクセスの有無、流出した情報の種類を明らかにします。
これにより、再発防止策の立案や法的手続きに必要な証拠となるデータを入手できます。早期に依頼することで、証拠の消失を防ぎ、被害の最小化につながります。
編集部おすすめ調査会社:デジタルデータフォレンジック(おすすめ度)
ハッキング、不正アクセス、乗っ取り、情報漏えいのような問題が発生した場合、ハッキング調査の専門家に相談することが重要です。
こちらの業者は、対応件数が39,000件を超え、民間の調査会社でありながら官公庁や大手企業との取引実績も多く信頼できるため、幅広い調査に対応していておすすめです。
まずは無料で相談・見積りまで行ってくれるようなので、不安な方は一度相談してみるとよいでしょう。

費用 | ★見積り無料 まずはご相談ください |
---|---|
調査対象 | PC、スマートフォン、サーバ、外付けHDD、USBメモリ、SDカード、タブレット など |
サービス | ハッキング・不正アクセス調査、マルウェア・ランサムウェア感染調査、サイバー攻撃被害調査、退職者調査、労働問題調査、社内不正調査、情報持出し調査、横領着服調査、パスワード解除、データ改ざん調査、データ復元、デジタル遺品、離婚問題・浮気調査 など |
特長 | ✓累積ご相談件数39,000件以上 |
デジタルデータフォレンジックは、国内トップクラスの調査力を有しており、累計3万9千件以上の豊富な実績があります。
規模が大きな調査会社でありながら、ハッキング調査などの実績もあるようですし、24時間365日の相談体制、ニーズに合わせたプランのカスタマイズなど、サービスの利用しやすさも嬉しいポイントです。
相談・見積りを“無料“で行っているので、まずは電話かメールで問合せをしてみることをおすすめします。
↓調査項目・プラン・料金などは公式サイトへ↓
個人情報の流出を防ぐために意識すべきこと
個人情報流出は、日常のちょっとした油断や習慣からも発生します。普段からセキュリティ意識を高め、危険を避ける行動を心がけることが予防の第一歩です。
SNSやウェブサイトへの個人情報掲載は慎重にする
住所や電話番号、生年月日などの個人情報は、SNSやブログ、掲示板に安易に掲載しないようにしましょう。公開範囲の設定を誤ると、第三者に悪用される可能性があります。特に写真に写り込んだ背景や郵便物などから、意図せず個人情報が漏れることもあるため注意が必要です。
怪しいメールやメッセージには警戒する
送信元が不明なメールやSMS、不自然な件名や内容のメッセージは開封せず削除します。本文中のリンクや添付ファイルをクリックすると、フィッシング詐欺やマルウェア感染の危険があります。心当たりのない請求や緊急性を煽る内容には特に注意してください。
クレジットカード情報の入力時は細心の注意を払う
オンラインでクレジットカード情報を入力する際は、URLが「https://」で始まり、SSL暗号化が施された安全なサイトであることを確認しましょう。公共の場や不特定多数が利用するネットワーク環境では、カード情報の入力を避けるのが望ましいです。
無料Wi-Fiやネットカフェの利用は控える
暗号化されていない無料Wi-Fiや共有PCでは、通信内容が盗み見られる危険があります。やむを得ず利用する場合は、VPN(仮想プライベートネットワーク)を使って通信を暗号化し、パスワードやクレジットカード情報などの入力は避けましょう。
個人情報の流出は早期対応が重要です。専門家による調査で原因を特定し、被害拡大を防ぎましょう
まとめ
個人情報の流出は、誰にでも起こり得る深刻なリスクです。日常的なセキュリティ対策で予防することが何より重要ですが、万が一流出が疑われた場合は、速やかな初動対応と原因特定が欠かせません。特に企業や団体では、被害の範囲や侵入経路を正確に把握しなければ、再発防止は困難です。
そのため、専門機関によるフォレンジック調査を行い、流出経路や被害状況を明確にすることを強くおすすめします。確実な調査と適切な対策が、被害の拡大を防ぎ、信頼回復への第一歩となります。