SDカードに保存していた写真や動画が突然消えてしまい、パソコンを持っていない状況で困っていませんか?Androidスマホだけでも復元アプリやOTGリーダーを利用してデータを取り戻せる可能性があります。しかし、操作を誤るとデータが上書きされて完全に失われる危険性もあるため、慎重な対応が必要です。本記事ではスマホで試せる復元方法をわかりやすく解説し、失敗を避けるための注意点や専門業者の無料相談についてもご紹介します。
自力でのデータ復旧はリスクが大きく、誤操作や物理障害が発生する可能性もあります。データ復旧専門業者は無料診断を提供しており、安心して依頼できます。編集部が厳選した業者をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

スマホだけで復元が必要になる主な原因
SDカードがスマホで認識しない、写真が消えた等の背景には、設定・ソフト起因の論理障害からカード自体の故障まで多様な要因があります。自分で触ってよい範囲と危険な範囲を分けて考えることが大切です。最後に挙げる「物理障害」は特に注意が必要です。
マウント不良や設定の問題
SDカードが「ストレージで認識できない」「差し直すと一時的に見える」といったときは、端子の汚れや差し込み不足、OSの一時的なエラーが原因の場合があります。端子をきれいにしたり、再起動やマウントし直しで改善することもあります。ただし、何度も抜き差しすると接点が傷むので、なるべくやさしく扱うことが大切です。
アプリ・OSの不具合や競合
ギャラリー/ファイルアプリの不具合、権限設定の不足、セキュリティアプリの監視によるアクセスブロックなどで読み取りに失敗するケースがあります。キャッシュ削除や権限の再付与、セーフモードでの確認など、ソフト側の切り分けが有効です。更新直後の不安定化にも注意します。
ウイルス・マルウェアの影響
不正アプリがファイルを隠し属性に変更したり、ショートカットに置き換えることで「消えた」ように見える場合があります。信頼できるセキュリティアプリでスキャンし、検知があれば駆除を行います。駆除後も表示されない場合は論理障害や上書きの可能性を考慮しましょう。
ファイルシステムの破損(ファイル破損)
突然の電源断、取り外し手順の誤り、容量逼迫などでFAT/exFATの管理情報が壊れると、未フォーマットやRAW表示、サムネイルだけが見える等の症状が出ます。スマホ上の修復機能やアプリで読み出せる場合もありますが、誤操作は損傷を拡大する場合があるため慎重に扱う必要があります。
物理障害(SDカードの故障)
端子の折れ・曲がり、基板やコントローラの損傷、水濡れ・浸水、強い静電気や落下衝撃、経年劣化によるセル不良など、媒体そのものの障害です。症状は「認識と未認識を繰り返す」「ファイル名は出るが読めない」「高温になる」「異臭」「極端に遅い」などが典型です。通電や抜き差しを繰り返すと劣化やデータ崩壊が進みます。
物理障害はスマホでの復旧はほぼ不可能で、分解や基板作業は厳禁です。重要データがあるなら即座に使用を停止し、専門装置を備えたデータ復旧業者へ相談しましょう。SDカードは容量が小さく上書きが早いため、時間経過も不利に働きます。早期の判断が成功率を左右します。
自力で修復する場合のリスク

▶ ほこりや異物が悪影響を与えてしまう
▶ 内部パーツに修復できない傷が付いてしまう
▶ 知識不足で誤った復旧作業を行ってしまう
ストレージデバイスの自力での修復は非常に難しく、誤った方法で作業を進めると、データが完全に失われるリスクがあります。安全にデータを復旧させたい場合、データ復旧業者に依頼することが確実です。編集部が厳選したおすすめ業者は下記のボタンからご参照ください。
スマホだけでSDカードを復元する対処法
ここではパソコンを使わず、Androidスマホ単体(またはOTGカードリーダー併用)で試せる方法を、リスクの低い順に解説します。操作前に「新規撮影・保存を止める」など上書き防止を徹底し、作業中の保存先は必ず内部ストレージやクラウドを選びましょう。
上書きを防ぐ初動(機内モード・保存停止)
まずは上書き防止が最優先です。撮影・ダウンロード・自動同期などの書き込みを止めるだけで、後続の復元成功率が大きく変わります。復旧は「増やさない・書かない・動かさない」が原則です。
上書きを防ぐ初動の手順
- 機内モードをオンにし、Wi‑Fi/モバイルデータ/BTを一時停止する
- カメラ・SNS・ダウンロード系アプリの起動を避け、通知同期を止める
- 復元作業中の保存先は内部ストレージまたはクラウドに限定する
マウント再試行と端子クリーニング
認識不良が一時的要因なら、正しいマウント手順と端子清掃で復旧することがあります。繰り返しの抜き差しは最小限にし、無理な力をかけないよう注意しましょう。
マウント再試行と清掃の手順
- 端末の電源を切り、SDカードを静かに抜き取る
- 柔らかい乾いた布で金色端子を軽く拭く(薬剤や金属は使わない)
- 正しい向きで差し直し、起動後に「設定」→「ストレージ」でマウントを実行
権限・アプリ不具合の切り分け
閲覧アプリや権限設定が原因で読めない場合があります。別アプリでの閲覧、権限の再付与、キャッシュ削除、セーフモード起動で問題の切り分けを行います。
権限・アプリ切り分けの手順
- 「設定」→「アプリ」→対象アプリで「ストレージ/写真と動画」権限を許可
- 同画面でキャッシュを削除し、別のファイルマネージャー/ギャラリーで再確認
- 電源メニューからセーフモードで起動し、常駐の影響がないか確認
OTGカードリーダーで別経路接続する
本体スロットの接点不良や相性を回避するため、OTG対応カードリーダー経由でSDカードを接続します。別経路で安定して読めれば、そのままスマホ内部やクラウドに退避可能です。
OTGカードリーダー利用の手順
- OTG対応のカードリーダーにSDカードを装着し、スマホに接続
- 通知からストレージを開き、読み取り可否と転送速度を確認
- 見えるデータは最優先でスマホ内部またはクラウドへコピーする
SDカード復元アプリでスキャンする
復元アプリで、削除写真・動画のスキャンを行います。保存先は必ず内部ストレージかクラウドを選び、復元対象のプレビューで内容を確認してから復元しましょう。重度障害が疑われる場合は無理に繰り返さないでください。
復元ソフトは手軽ですが、操作を誤るとデータが上書きされ復旧不能になることもあります。大切なデータを確実に取り戻したいなら、専門業者への相談が安心です。
復元アプリ利用の手順
- Google Playで信頼度の高い復元アプリをインストールし起動
- 対象ストレージとしてSDカードを選び、クイック→ディープの順でスキャン
- プレビューで内容を確認し、内部/クラウドへ復元(SDカードへは保存しない)
Googleフォト・クラウド・メッセージ履歴からの回収
端末やSDで見えなくても、同期済みのクラウドや送受信履歴に原本が残っていることがあります。まずは公式サービスのゴミ箱/アーカイブや端末のバックアップ履歴を丁寧に確認しましょう。
クラウド/履歴から回収する手順
- Googleフォト/ドライブのゴミ箱・アーカイブ・共有アイテムを確認
- LINE/各種メッセージアプリのアルバム・トークから画像を再保存
- 端末のバックアップ/移行アプリの復元項目で対象期間を検索
専門業者に相談する
ここまでの対処法を試しても改善できなかった場合、機器に重大なエラーや物理的な故障が生じている可能性が高いです。この場合、続けて使用すると損傷がひどくなり、復旧できなくなる可能性があります。さらに、自力で分解したり復旧作業を行うのも状態が悪化するケースが多いです。少しでもデータを失いたくない方は速やかに専門業者に相談することをおすすめします。
おすすめのデータ復旧専門業者
データ復旧の専門業者を選ぶときには以下の項目が特に重要です。
▶ 復旧の経験が豊富
さまざまなメーカーや機種に対応できるかをチェックしましょう。
▶ 無料で初期診断を提供
費用がかかる前に復旧の可能性や状態を確認でき、リスクを減らせます。
▶ 最先端の復旧技術と設備を備えている
特に物理障害の場合、クリーンルームでの対応が可能かを確認することが重要です。
すべてに対応しているサイバーセキュリティ総研おすすめのデータ復旧業者はデジタルデータリカバリーです。
デジタルデータリカバリー

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また2021年には、HDDの最難関障害である「スクラッチ障害」の復旧技術や、SSDやSDカードのような「メモリ媒体」の復旧技術が評価され、東京都の経営革新優秀賞を受賞しました。その復旧技術・設備が詰まっている復旧ラボは見学が可能です。
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報酬体系 | 原則成功報酬制 | 無料サービス | 相談・初期診断・見積もりまで無料(デジタルデータリカバリーへの配送も無料) |
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セキュリティ | ISO27001/Pマーク/外部委託警備員のチェック/NDA締結 | 対応メディア | RAID機器(NAS/サーバー)、パソコン(ノート/デスクトップ)、外付けHDD、SSD、USBメモリ、ビデオカメラ、SDカード・レコーダー等記憶媒体全般 |
復旧料金 | ◇相談から見積もりまで無料 500GB未満:5,000円〜 500GB以上:10,000円〜 1TB以上:20,000円〜 2TB以上:30,000円〜 | 特長 | ・データ復旧専門業者において14年連続データ復旧国内売り上げNo.1 ・復旧率最高値91.5%の非常に高い技術力 ・官公庁や大手企業を含む累積46万件以上の相談実績 |
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