HDDを廃棄や譲渡する際、「データを完全に消去したい」と思うことはありませんか?通常のクイックフォーマットではデータが復元できる可能性が残りますが、完全フォーマットを行えば復元は極めて困難となり、個人情報漏えい防止に有効です。本記事では、完全フォーマットを行う前に知っておきたい注意点と、安全に消去する方法をまとめて解説します。
自力でのデータ復旧はリスクが大きく、誤操作や物理障害が発生する可能性もあります。データ復旧専門業者は無料診断を提供しており、安心して依頼できます。編集部が厳選した業者をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

HDD完全フォーマットの注意点
完全フォーマットは確実にデータを消去できますが、操作を誤ると大切なデータを取り返しのつかない形で失うこともあります。実行前に必ず以下を確認してください。
注意点
- 処理時間が非常に長い(数時間~十数時間かかる場合もある)
- 対象ディスクを誤って選択すると、全データが完全に失われる
- 厳重なデータ消去が必要な場合は、物理破壊(粉砕や強磁気消去)が有効
特に、HDD内にまだ必要なデータや思い出のファイルが残っている可能性があるなら、安易に完全フォーマットを実行すべきではありません。一度消去してしまうと復元は極めて困難です。欲しいデータがある場合は、当サイトがおすすめする専門のデータ復旧業者に相談することで、安全に取り戻せる可能性があります。
自力で修復する場合のリスク

▶ 誤った操作でファイル構造を壊してしまう
▶ 不適切な復元処理でデータが上書きされてしまう
▶ 専門知識がないまま対応し状態を悪化させてしまう
ストレージデバイスの自力での修復は非常に難しく、誤った方法で作業を進めると、データが完全に失われるリスクがあります。安全にデータを復旧させたい場合、データ復旧業者に依頼することが確実です。編集部が厳選したおすすめ業者は下記のボタンからご参照ください。
HDDを完全フォーマットする方法
完全フォーマットの方法には、Windows標準機能の利用、コマンド操作、専用ツールの活用があります。用途や目的に応じて適切な手段を選択しましょう。
Windows標準機能での完全フォーマット
エクスプローラーからの完全フォーマット
- 「エクスプローラー」で対象HDDを右クリックし「フォーマット」を選択
- 「クイックフォーマット」のチェックを外す
- 「開始」をクリックし、完了するまで待機
ディスクの管理からの完全フォーマット
- 「スタート」→「ディスクの管理」を開く
- 対象ディスクを右クリックし「フォーマット」を選択
- 「クイックフォーマット」のチェックを外して実行
コマンドプロンプト(diskpart)での完全消去
diskpartでの完全消去手順
- 「コマンドプロンプト」を管理者権限で起動
diskpart
と入力しEnterlist disk
で対象HDDの番号を確認select disk X
(Xは番号)と入力clean all
を実行(全セクタをゼロで上書き)
この操作を行うとデータは完全に消去され、復旧は不可能となります。誤操作には最大限注意してください。
ローレベルフォーマットツールの利用
専用ツールによる完全フォーマット手順
- 「HDD LLF Low Level Format Tool」など専用ツールをダウンロード
- 対象HDDを接続し、ツールを起動
- 画面の案内に従いローレベルフォーマットを実行
メーカー提供の純正ツールが利用可能な場合は、そちらを優先する方が安全です。
HDDの完全フォーマットには「Windowsの通常フォーマット」「diskpartでのclean all」「専用ツールを使ったローレベルフォーマット」などがあります。いずれも確実にデータを消去できますが、誤って大切なデータが残るドライブを指定してしまったり、途中でフォーマットを開始してしまった場合は深刻なデータ損失につながります。こうしたケースでは無理に操作を続けず、専門のデータ復旧業者へ早めに相談することが安全な選択です。廃棄や譲渡時には完全フォーマットを行い、個人情報の漏えいを防ぎましょう。
おすすめのデータ復旧専門業者
データ復旧の専門業者を選ぶときには以下の項目が特に重要です。
▶ 復旧の経験が豊富
さまざまなメーカーや機種に対応できるかをチェックしましょう。
▶ 無料で初期診断を提供
費用がかかる前に復旧の可能性や状態を確認でき、リスクを減らせます。
▶ 最先端の復旧技術と設備を備えている
特に物理障害の場合、クリーンルームでの対応が可能かを確認することが重要です。
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