外付けHDDやUSBメモリ、SDカードを利用中に「エラー0x8007045d」が表示され、データの読み書きができず困っていませんか。このエラーはI/Oデバイスエラーとも呼ばれ、接続不良やドライバー不具合、ストレージ障害などで発生します。本記事では、よくある原因と安全に実行できる対処方法を詳しく解説し、重度の場合に備えた専門業者への相談についても紹介します。
自力でのデータ復旧はリスクが大きく、誤操作や物理障害が発生する可能性もあります。データ復旧専門業者は無料診断を提供しており、安心して依頼できます。編集部が厳選した業者をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
エラー0x8007045dが発生する主な原因
エラー0x8007045dは、ストレージ機器とのデータ通信に問題が生じた際に表示されます。以下のような原因が多く見られます。
USBケーブルやポートの接触不良・汚れ
ケーブルの断線やポートの接触不良、ホコリの混入など物理的な要因でデータ通信が途切れるとエラーが発生します。頻繁に抜き差しする環境では特に注意が必要です。
デバイスドライバーの不具合
古いドライバーや破損したドライバーを使用していると、ストレージ機器が正しく認識されずエラーが出ます。更新を怠ると相性不良や不具合の原因になります。
ファイルシステムやシステムファイルの破損
ファイルシステムのエラーやWindowsの重要ファイルが破損すると、読み書きが正常に行えなくなりI/Oエラーが発生します。強制終了や不適切な取り外しが原因となることがあります。
PC側ハードウェアやWindows Update未完了
メモリ不良やマザーボード側の障害、未適用のWindows Updateが原因でエラーが発生する場合もあります。ハードウェア診断や更新確認も重要です。
ストレージデバイスの物理故障・劣化
ストレージ機器は使い続けることで内部部品が摩耗し、外付けHDDやUSB、SDカードではセクタ不良や読み込みエラーが目立つようになります。特に長期利用や衝撃の蓄積によって、物理的な損傷が進行するケースも少なくありません。
こうした状態で無理にアクセスを試みると、I/Oエラーが悪化し、最終的には完全に認識されなくなる恐れがあります。大切なデータを守るためにも、異変を感じた段階で専門のデータ復旧業者へ相談することが安全です。
自力で修復する場合のリスク
▶ ほこりや異物が悪影響を与えてしまう
▶ 内部パーツに修復できない傷が付いてしまう
▶ 知識不足で誤った復旧作業を行ってしまう
ストレージデバイスの自力での修復は非常に難しく、誤った方法で作業を進めると、データが完全に失われるリスクがあります。安全にデータを復旧させたい場合、データ復旧業者に依頼することが確実です。編集部が厳選したおすすめ業者は下記のボタンからご参照ください。
エラー0x8007045dを解決する方法
ここでは、基本的な確認作業から高度な修復方法まで順に解説します。データが重要な場合は、作業前にバックアップや専門業者への相談を検討してください。
接続を確認・再接続する
最も基本的な確認方法です。ケーブルやポートの不具合は見落とされがちですが、簡単に解決することもあります。
接続を確認・再接続 の手順
- ストレージ機器を安全に取り外し、USBポートや端子を確認。
- ホコリや汚れを取り除き、別のケーブルやポートで再接続。
- PCを再起動し、デバイスが認識されるか確認する。
デバイスドライバーを更新する
古いドライバーが原因の場合、更新によって解決することがあります。
デバイスドライバーを更新 の手順
- 「デバイスマネージャー」を開く。
- 対象のストレージデバイスを右クリックし、「ドライバーの更新」を選択。
- 「ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索」を実行する。
ディスクチェックを実行する
ストレージのファイルシステムエラーや不良セクタを修復できます。ただし物理的な故障の場合は悪化する可能性があるため、データが重要な場合は先に業者相談がおすすめです。
ディスクチェックを実行 の手順
- 管理者権限で「コマンドプロンプト」を開く。
chkdsk e: /F /R /X /Bを入力（e: は対象ドライブに置き換え）。- 修復処理が完了するまで待ち、再起動後に状態を確認する。
システムファイルを修復する
Windows側のシステム破損が原因であれば、SFCやDISMコマンドで改善できることがあります。
システムファイルを修復 の手順
- 管理者権限で「コマンドプロンプト」を開く。
sfc /scannowを実行し、破損ファイルを修復する。- 改善しない場合は
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealthを実行する。
セーフモードでトラブルシュートする
セーフモードでは不要なサービスが停止するため、干渉を避けて問題を切り分けることができます。
セーフモードでトラブルシュート の手順
- 「msconfig」を開き、「ブート」タブで「セーフブート」を選択。
- 再起動後、問題の操作（コピーや更新）を試す。
- 終了後は「通常起動」に戻す。
データ復旧ソフトで重要データを救出する
物理破損や重度エラーが疑われる場合、まずはデータ救出を優先しましょう。復元ソフトを使えば、読み取り可能な範囲からデータを救出できることがあります。
データ復旧ソフトで救出する の手順
- 別の正常なPCに復旧ソフトをインストールする。
- 対象ストレージを接続し、スキャンを実行する。
- 検出されたデータを安全な別ドライブへ保存する。
復元ソフトは便利ですが、誤操作によりデータが上書きされ復旧不能になることもあります。確実性を重視するなら専門業者への相談が安心です。
専門業者に相談する
何度もエラーが出る、異音や断続的な認識不良がある場合は、ストレージが物理障害を起こしている可能性が高いです。この場合、自力修復ではかえって症状を悪化させ、データを失うリスクがあります。当サイトがおすすめする専門業者では、無料相談や初期診断に対応しており、安全な方法でデータを復旧できます。大切なデータを守るためにも、早めの相談が最善策です。
おすすめのデータ復旧専門業者
データ復旧の専門業者を選ぶときには以下の項目が特に重要です。
▶ 復旧の経験が豊富
さまざまなメーカーや機種に対応できるかをチェックしましょう。
▶ 無料で初期診断を提供
費用がかかる前に復旧の可能性や状態を確認でき、リスクを減らせます。
▶ 最先端の復旧技術と設備を備えている
特に物理障害の場合、クリーンルームでの対応が可能かを確認することが重要です。
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また2021年には、HDDの最難関障害である「スクラッチ障害」の復旧技術や、SSDやSDカードのような「メモリ媒体」の復旧技術が評価され、東京都の経営革新優秀賞を受賞しました。その復旧技術・設備が詰まっている復旧ラボは見学が可能です。
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