【要注意】パソコンのファンは回るのに起動しない時の原因と対処法

パソコンの電源を入れるとファンは回るのに画面が映らず、起動もしない…そんなトラブルに直面していませんか。これは一時的な接触不良や設定異常のほか、電源ユニットやマザーボードの故障などハード障害が原因のこともあります。本記事では、よくある原因と安全に試せる対処法を解説し、重度故障やデータが重要な場合に頼れる専門業者への相談についても紹介します。

自力での修復に不安がある方は

自力でのデータ復旧はリスクが大きく、誤操作や物理障害が発生する可能性もあります。データ復旧専門業者は無料診断を提供しており、安心して依頼できます。編集部が厳選した業者をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

【2025最新】おすすめのデータ復旧業者を徹底解説！| HDD･PC･SSD･SDカード･スマホ･カメラ･レコーダー･NAS

大切なデータが消えた時、どの復旧業者を選べば安心？実績・技術力・料金などで比較したおすすめのデータ復旧会社を紹介。ソフトとの違いや選び方も詳…

サイバーセキュリティ総研

パソコン起動しないファンは回る原因

電源を入れるとファンは回るのに画面が映らない症状は、内部パーツの不具合や設定異常など複数の原因が考えられます。軽度の接触不良であれば自力で解決できることもありますが、マザーボードやストレージの物理障害が関わると専門的な修理が必要になる場合もあります。ここでは代表的な原因を整理して解説します。

メモリの接触不良や故障

メモリが正しく挿し込まれていない、あるいは接点の汚れや劣化で接触不良を起こすと、パソコンは起動途中で止まり画面が表示されなくなります。メモリの差し直しや掃除で改善することもありますが、故障が原因の場合は交換が必要です。

電源ユニットの劣化や出力不足

ファンは回るものの、電源ユニットが劣化して出力が不安定になると、マザーボードやCPUに十分な電力が届かず、画面が映らないまま止まってしまいます。長年使っている電源ユニットは寿命の可能性も高く、交換検証が必要です。

マザーボードやCPUの故障

マザーボード上のコンデンサ破損やCPUの異常が原因で、起動信号が途中で止まるケースもあります。この場合は自力での修理は難しく、専門業者の診断が必要となります。

接続ケーブルや周辺機器の不具合

モニターケーブルが緩んでいる、断線している場合や、USB機器が干渉している場合も、画面が映らない原因となります。まずは接続ケーブルや不要な周辺機器を外して確認すると切り分けが可能です。

BIOS設定やCMOS電池の異常

BIOSが誤設定になっていたり、マザーボードのボタン電池（CMOS電池）が切れると、ハードの初期認識に失敗して画面が映らないことがあります。CMOSクリアや電池交換で改善する場合があります。

グラフィックカードの不具合

外部GPU（グラフィックカード）が故障していると、映像信号が出力されず画面が真っ暗なままになります。内蔵GPUがあるPCでは切り替えて動作確認が有効です。

ストレージデバイスの障害（HDD/SSD）

パソコンの電源を入れるとファンは回るのに画面が表示されず起動しない場合、内部ストレージ（HDD/SSD）の障害が原因となっているケースがあります。BIOSまで進まず黒い画面のまま止まる、あるいは起動画面が出てもOSが読み込まれない場合は、ストレージの物理故障や劣化によるエラーが疑われます。

この状態で何度も通電や再起動を繰り返すと、障害が悪化しデータが失われる危険があります。特に異音を伴うHDDや認識されないSSDは重度の物理障害の可能性が高いため、無理な操作は避け、早めにデータ復旧の専門業者へ相談することが安全です。

自力で修復する場合のリスク

▶ ほこりや異物が悪影響を与えてしまう

▶ 内部パーツに修復できない傷が付いてしまう

▶ 知識不足で誤った復旧作業を行ってしまう

ストレージデバイスの自力での修復は非常に難しく、誤った方法で作業を進めると、データが完全に失われるリスクがあります。安全にデータを復旧させたい場合、データ復旧業者に依頼することが確実です。編集部が厳選したおすすめ業者は下記のボタンからご参照ください。

パソコンが起動しない時の対処法

無理な分解や再起動の繰り返しは症状を悪化させ、データ消失につながります。自己解決が難しいと感じたら、専門業者に相談することが大切です。

完全放電・再接続を行う

一時的な不具合なら放電で改善する場合があります。

完全放電・再接続 の手順

1. 電源ケーブル・バッテリー・周辺機器をすべて外す。
2. 10分ほど放置して内部の電気を放電する。
3. 再度ケーブルをしっかり接続し、電源を入れる。

メモリ・ケーブルを差し直し／埃を除去する

内部の接触不良や埃による不具合を取り除きます。

メモリ・ケーブル差し直し の手順

1. PCの電源を切り、ケースを開ける。
2. メモリを抜き、接点を掃除して再度しっかり挿す。
3. モニターや電源ケーブルも抜き差しして確認。
4. ファンや内部をエアダスターで掃除する。

CMOSクリア（BIOSリセット）を行う

BIOS設定異常が疑われる場合はリセットが有効です。

CMOSクリア の手順

1. マザーボード上のボタン電池を取り外す。
2. 2〜5分放置してから再度装着する。
3. 電源を入れ、画面が映るか確認する。

最小構成で起動テストする

パーツの切り分けを行い、不良部品を特定します。

最小構成起動テスト の手順

1. メモリ1枚、CPU、電源ユニットのみ接続した状態で起動。
2. 不要なパーツを外し、症状が改善するか確認。
3. 問題のある部品を切り分けていく。

電源ユニットを交換・検証する

電源ユニットの出力不足が原因なら交換で改善します。

電源ユニット交換 の手順

1. 正常に動作している別の電源ユニットを用意。
2. 既存の電源と入れ替えて接続。
3. 起動して画面が映るか確認する。

外部メディアを外し、起動順を確認する

USBやDVDが優先されているとOSが起動せず画面が映りません。

外部メディア除去 の手順

1. USBメモリや外付けドライブをすべて外す。
2. BIOS設定でOSが入ったストレージが優先になっているか確認。
3. 再度起動を試す。

専門業者に相談する

ファンは回るのに起動しない、エラーメッセージが出る、何をしても改善しない場合は、マザーボードやCPU、ストレージなどの深刻なハード障害が原因となっている可能性があります。無理に再起動や分解を繰り返すと、状態を悪化させて大切なデータが失われる危険性も高まります。

重要なデータを守るためには、自己判断での作業は避け、早めに専門のデータ復旧業者へ相談することが最も安全です。当サイトで紹介している復旧業者なら、無料の相談・診断サービスも利用できます。

おすすめのデータ復旧専門業者

データ復旧の専門業者を選ぶときには以下の項目が特に重要です。

すべてに対応しているサイバーセキュリティ総研おすすめのデータ復旧業者はデジタルデータリカバリーです。

デジタルデータリカバリー

デジタルデータリカバリーは、14年連続国内売上No.1の最大手のデータ復旧専門業者です。

復旧率は91.5%とかなり高い技術力を有しており、RAID復旧のノウハウを持ったエンジニアが複数名チームとなって対応することで、早期に破損個所のすべての特定ができ、修復を行うことができます。

また2021年には、HDDの最難関障害である「スクラッチ障害」の復旧技術や、SSDやSDカードのような「メモリ媒体」の復旧技術が評価され、東京都の経営革新優秀賞を受賞しました。その復旧技術・設備が詰まっている復旧ラボは見学が可能です。

また、累積の相談件数は46万件を超え、官公庁や大手企業との取引実績も豊富です。さらに、依頼されたものの8割を48時間以内に復旧するスピードも優秀です。

24時間365日の受付対応に加え、機器は全国5拠点への持ち込み・配送・出張と臨機応変に対応してくれます。相談から見積もりが無料で行えるため、データ復旧専門業者の選定に困っていたら、まずは最大手であるデジタルデータリカバリーへ相談することをおすすめします。

デジタルデータリカバリーのさらに詳しい情報は公式サイトへ