Windows11がインストールされているSSDを初期化したい場合、通常の操作では実行できません。安全かつ確実に行うには、インストールメディア（USB）から起動して初期化するのが基本です。本記事では、初心者でも理解しやすいように、注意点と具体的な手順を順を追って解説します。重要データがある場合は事前にバックアップを取り、必要なら専門業者への相談も検討してください。
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SSDを初期化する前の注意点
SSDの初期化は、作業を誤ると取り返しがつかないデータ消失につながります。以下の点を必ず確認してから作業を進めましょう。
Windows起動中には実行できない
現在使用しているSSD（CドライブなどOSが入ったディスク）は、Windows起動中には初期化できません。そのため外部メディアから起動する必要があります。
すべてのデータが消去される
初期化を実行すると、OSを含むSSD内のすべてのデータが完全に消去され、二度と元に戻せなくなります。重要なファイルが残っている場合は、必ず外部ストレージやクラウドに事前バックアップを取ってから行う必要があります。
SSDに異常が出てデータが見られないとき、安易に初期化するとOSを含めすべてのデータが消え、復元は不可能になります。自己判断での修復や復元ソフトの使用も障害を悪化させ、上書きや破損で復旧困難になる恐れがあります。大切なデータを守るためには、初期化に進む前に専門のデータ復旧業者へ相談することが最も安全です。
自力で修復する場合のリスク
▶ 誤った操作でファイル構造を壊してしまう
▶ 不適切な復元処理でデータが上書きされてしまう
▶ 専門知識がないまま対応し状態を悪化させてしまう
ストレージデバイスの自力での修復は非常に難しく、誤った方法で作業を進めると、データが完全に失われるリスクがあります。安全にデータを復旧させたい場合、データ復旧業者に依頼することが確実です。編集部が厳選したおすすめ業者は下記のボタンからご参照ください。
Windows11インストールメディアを使ったSSD初期化の手順
以下の手順に沿って進めれば、SSDを安全に初期化することができます。USBメモリと別のパソコンを用意して作業を行いましょう。
インストールメディア（USB）の作成
初期化に必要なUSBメディアを作成します。Microsoft公式サイトのツールを使えば簡単に作成可能です。
インストールメディア作成手順
- 別のPCでMicrosoft公式サイトにアクセスする
- 「メディア作成ツール」をダウンロード
- 8GB以上のUSBメモリを接続し、ツールを使ってインストールメディアを作成する
初期化対象PCをUSBから起動する
作成したUSBを使って、初期化対象のPCを外部メディアから起動します。BIOS/UEFIの設定でブート優先順位を変更する必要があります。
USB起動手順
- 初期化対象のPCにインストールメディアを挿入する
- 電源投入直後に「F12」「F2」「DEL」などのキーを押してBIOS/UEFIを起動
- 「ブートオプション」でUSBを最優先に設定し、保存して再起動
Windowsセットアップでカスタムインストールを選択
セットアップ画面が表示されたら、通常のインストールではなく「カスタム」を選びます。これによりパーティション削除や初期化操作が可能になります。
カスタムインストールの選択手順
- 「今すぐインストール」をクリック
- 「カスタム：Windowsのみをインストールする（詳細）」を選択
SSD内のすべてのパーティションを削除する
SSDを初期化するには、すべてのパーティションを削除する必要があります。削除後は「未割り当ての領域」と表示されます。
パーティション削除手順
- 「ドライブオプション（詳細）」をクリック
- SSD内のすべてのパーティションを一つずつ選択して「削除」を実行
- すべて削除されると「未割り当ての領域」として表示される
初期化完了後の操作
すべてのパーティションを削除すればSSDの初期化は完了です。そのまま終了してもよいですし、必要に応じてWindowsを再インストールすることも可能です。
初期化後の選択肢
- 「新規」ボタンでパーティションを作成し直し、フォーマットする
- 続けてWindows11をインストールする
- インストールせず終了すれば、SSDは完全に初期化された状態で残る
その他の初期化方法
別のPCにSSDを外付けで接続し、「ディスクの管理」や「diskpart」コマンドを利用して初期化・削除を行う方法もあります。ただし、起動中のシステムドライブ（Cドライブ）は削除できないため、外部接続が必須です。
専門業者に相談する
SSDの初期化やWindows再インストールに不安がある方、作業を誤ってデータを消してしまうリスクを避けたい方は、専門業者に相談するのが安全です。当サイトで紹介している業者では、無料相談に対応しており、「データを残したい」「初期化できるか確認したい」といった相談も気軽に可能です。
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