話題のアプリClubhouse内で脆弱性か?見えざるユーザー「Ghost」の正体

2021年、急激にユーザー数を伸ばしている音声会話に特化したSNS「Clubhouse(クラブハウス)」。スマホの電話帳に登録された相手しか招待できず、しかもその招待枠も限られているため、比較的利用ユーザーの質も高い。SNSでは頻繁に発生する「荒らし」行為もあまり発生していないようだ。

しかし、既に多くのユーザーが利用している海外では、現在Ghostと呼ばれる「荒らし」が発生している。少数ではあるが、日本でも、既にGhostの存在が確認されている。私自身の周りでもghostに出会ったユーザーがいた。

※公式では、Ghostとはスピーカーにならずに聞いているだけの人のことを指しているようですが、海外ではこのハッキングについてGhostと表現されることが多く、今回はこちらの意味のghostを説明しています。

Ghostに関する海外のツイート

Ghostとはどのような現象なのか?

Ghostとは、アイコンが存在しない状態で会話中のルームに参加しているユーザーのこと。ハッキングというほどではないがこの現象を活用し、アイコンが見えない状況で会話の邪魔となるような騒音や暴言を吐くなどの行為が行われている。2020年に発生したZoom爆撃と同じような現象だ。

Ghostで受ける被害とは?

騒音、暴言などでルームの会話を妨害されるというのが一番多い被害のようだ。

他に想定される被害としては、知らない人が聞いていないと思ってプライベートな情報を話してしまうこと。いたずら程度であれば、特に問題にもならないだろうが、悪用しようと思えばそういった行為もできてしまう。

会話が盛り上がると口も軽くなりやすい。不特定多数の人が聞いている可能性がある中で、話す内容には注意が必要だ。

Ghostがルームに入ってきた締まった時の対処法

Ghostがルームの中で発生した場合、対処できる方法は一つ。ルームを一度閉じて立て直すことだ。

実際、身近でGhostによる荒らしにあった知人はルームの管理者だったが、運営からルームを一度閉じるようにメッセージがあったそうだ。

あなたもいつの間にかGhostになっていることも

Ghostは、必ずしも悪用しようとしているユーザーがなるものではない。バグによって発生するため、一般的に利用している場合でも、いつの間にかGhostになっていることがある。自身が意図しない音や会話をルームに流してしまい、他の人に迷惑をかけないよう気を付ける必要がある。

Ghostはバグの一種であるため、遠くない未来にアップデートによって直るだろう。しかし、使い方によっては、個人情報のようなあまり公開するべきではないような情報を自ら発信してしまう可能性もある。使い方には注意が必要であることには変わりはない。

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