兵庫県芦屋市の中学3年生(15)が学術団体のサーバーを不正に操作し、約9000通の殺害予告メールを送信した疑いで、警視庁捜査1課が書類送検したことが明らかになった。
少年は「恒心教」と名乗るインターネット上の集団に影響を受けており、特定の弁護士を攻撃するためにメールを送信したとみられている。
メールには「ナイフでめった刺しにして殺す」「証拠隠滅のため住宅に放火する」といった内容が記されていたという。
警視庁の調査からは、少年は自宅でタブレット端末を使用し、北海道の学術団体のサーバーを不正に操作。
その後、都内の中学校など約9,000件のアドレスに向け殺害予告メールを送信しており、学校の業務を妨害したとみられている。
さらに、学術団体のサーバー情報は恒心教のネット掲示板上でさらされており、不特定多数から不正アクセス可能な状態だったことも確認されている。
少年は容疑を認め、「殺害予告をするとストレスを解消できる。自分の気持ちがスカっとすればそれで満足だった」と供述しているとのことで、特定の弁護士を攻撃する恒心教の影響を受けていたとみられている。
警視庁捜査1課は、少年を電子計算機損壊等業務妨害と威力業務妨害の容疑で書類送検し、保護観察を求める処分意見を示している。
【参考記事】
https://mainichi.jp/articles/20240312/k00/00m/040/137000c
https://www.tokyo-np.co.jp/article/314804
https://www.asahi.com/articles/ASS3D5F8HS3DUTIL01N.html