セキュリティベンダー「アバスト」は、Apple Storeで配信されている複数のセキュリティアプリに詐欺を目的とする悪意のあるアプリがあることを発見しました。
概要
アバストの調査により発見された詐欺アプリは、3つでいずれもiOS向けのセキュリティVPN機能を謳うアプリであったことが確認されており、金品を巻き上げることを目的としたものであったことが確認されております。
【確認された詐欺アプリ】 ・「Beetle VPN」 ・「Buckler VPN」 ・「Hat VPN Pro」 |
これらのアプリは、“フリース(金品を巻き上げること)ウェア”であると確認されており、アプリの試用期間終了後に課金を促すといったものです。
アバスト研究者がアプリのVPN機能の利用を試みた際、繰り返し課金を促す画面が表示されるのみで、VPN接続は利用できなかったとのことです。
アバストは今回確認された詐欺アプリについて、個人情報の窃取やアプリ自体が直接悪意ある動作しないことでApple社の審査を通過していると見立てており、アプリのインストール時は提供元の他の製品やユーザーレビュー、実績といった情報を確認するよう注意を呼び掛けております。
【参考URL】 「フリースウェア」と見られるiOS VPNアプリをApp Storeで発見—-avast.com |