大阪・関西万博、QRコードで「他人の情報が表示」 最大200名分の個人情報に影響

2025年4月24日、大阪・関西万博に出展しているウズベキスタンパビリオンで、独自に導入していた予約システムに障害が発生。
これにより、最大200名分の個人情報が流出したことが明らかになっている。
同パビリオンは、ウズベキスタンの伝統工芸や文化、シルクロードの歴史を感じさせる展示物が並ぶことが想定されており、来場者は同国の過去・現在・未来を五感で体験できる構成となっている。

当該予約システムは、同パビリオンが今月12日から運用していたもので、来場者が名前やメールアドレスを入力することで、入館用のQRコードが発行される仕組みとなっていた。
しかし、24日朝にQRコードにアクセスした際、他人の氏名やメールアドレスなどが表示される不具合が判明したという。
システムを運営するウズベキスタンパビリオンは、すでに発行されたQRコードを無効化するとともに、予約の新規受け付けを停止。
今後、個人情報が流出した可能性のある対象者には個別に謝罪を行うとしている。

また、システム障害の影響により、現在はパビリオンに直接来場した人のみが入場可能な対応となっているとのことで、「ご心配とご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます」とコメントを発表している。
万博を主催する日本国際博覧会協会は、流出の詳しい原因や経緯について、ウズベキスタンパビリオンに報告を求めており、システムの復旧に向けた作業は現在も進められている。

【参考記事】
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF24CUG0U5A420C2000000/
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20250424/2000093526.html

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