セキュリティベンダー「Kaspersky」から、金銭を目的にしたバンキング型マルウェアについてのレポートが公開されている。
バンキング型マルウェア
オンラインバンキングや電子決済システムのユーザー認証情報、パスワードなどの情報窃取を目的としたマルウェア。
ハッカー間で広く使われるマルウェアの一つ。
Kasperskyの調べでは、2020年度は同マルウェアによるWindowsOSのパソコンに対する攻撃頻度は世界的に減少傾向にあるとのこと。
2020度確認された被害件数は62万5,364件で、2019年比で約20%減少しているという。
日本で増加するバンキング型マルウェア
しかし、日本ではAndroidデバイスを狙った攻撃が増加しているという。
日本のAndroidデバイスにおいて確認された被害件数は、2020年12月で2,553件。
なお、2020年1月では685件だったとのこと。
対策
Kasperskyは、対策方法として以下のとおり推奨している。
・アプリは公式ストアでインストール
・アプリから要求される権限に、不審な点があれば許可しない
・信頼性の高いセキュリティ製品の使用
・デバイスおよびアプリはアップデートおよびパッチをインストールし、常に最新の状態を維持