国内シェア45%の大手石油パイプラインがシステムダウンで供給停止 ランサムウェア攻撃の疑い【アメリカ・コロニアル社】

アメリカの大手石油パイプラインである「コロニアル・パイプライン」において、サイバー攻撃とみられる被害で、同社システムが停止する事態が発生している。

概要

5月7日、コロニアル・パイプラインでサイバー攻撃被害が検知された。
攻撃はランサムウェアによるものとのこと。
同社からは混乱を避ける理由で、具体的な被害状況や規模、対応などの情報は発表されていない。
一部のアメリカメディアは、ヨーロッパ東部を拠点とするハッカー集団による攻撃との声も出ている。

被害状況

同社はテキサス州やルイジアナ州内の製油所で生成された、ガソリンやジェット燃料などをアメリカ全土の空港や軍事施設に輸送している。
1日の輸送量は、アメリカ東海岸の石油需要のおよそ45%におよぶ。
石油業界専門家によると、同社のパイプラインが復旧に2、3日以上かかれば供給に支障が出ると指摘。ジョージア州やメリーランド州など、南部から東部の州は供給が寸断する恐れがあるとのこと。
 

【参考URL】
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN090460Z00C21A5000000/?unlock=1
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2105/09/news018.html

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