4月9日、トレンドマイクロは2月ごろから急増している新型コロナウイルス流行に便乗するサイバー攻撃事例調査について続報を発表しております。
概要
3月13日に、トレンドマイクロより確認された、日本国内を中心に確認された“マスク販売装うフィッシングサイト”や政府になりすますスパムメールといった新型コロナウイルス流行に便乗した攻撃事例に続き、新たに確認されたケースについて情報公開しております。
【→過去詳細リンク】 新型コロナウイルス便乗のサイバー攻撃事例 トレンドマイクロ注意喚起 |
確認された被害事例続報
トレンドマイクロのセキュリティネットワーク「Smart Protection Network(SPN)」から収集されたデータを基に確認された被害事例は主に以下のとおりです。
・世界保健機構(WHO)をはじめとする、アメリカ疾病予防管理センター、イギリス政府といった行政および公的機関になりすますフィッシング詐欺 |
・OSのAndroid端末をターゲットに不正なアプリの配布サイト |
・新型コロナウイルスに関わる寄付を呼び掛ける団体名を騙り、ビットコインなどの仮想通貨を窃取 |
・「あなたにCOVID-19を感染させる」とのメッセージを送りビットコインを要求する脅迫メール |
トレンドマイクロの調べでは、2020年1月から3月の期間における新型コロナウイルスに便乗したサイバー攻撃被害件数として総計約47,000件との結果が出ているとのことで、その内13.8%は日本からアクセスだったとのことです。
件数の内訳推移として、1月は3,916件、2月は9,497件、3月は34,197件と右肩上がりに急速に増加しているようです。
【参考URL】 「新型コロナウイルス(COVID-19)」便乗脅威の最新情報――トレンドマイクロ |