東京医療保健大学は2026年5月27日、業務委託先である「メディカ出版」社のサーバーがランサムウェア攻撃を受けた影響で、同大学関係者の個人情報が流出した可能性を公表。
対象となったのは、医療保健学部看護学科2022年度4年生105名の氏名、住所、試験結果を閲覧するためのアカウント情報などが該当している。
メディカ出版は医師や看護師向けの出版教育事業を手がける企業で、同大学を含む複数の教育機関と取引がある。
被害は2026年3月13日未明にメディカ出版で発生。
外部専門機関によるフォレンジック調査(デジタル証拠の詳細調査)の結果、第三者が正規のアカウント情報を悪用して社内ネットワークに侵入したことが原因と判明している。
攻撃者によりサーバーが不正操作され、ファイルの暗号化などの被害に至ったとみられている。
なお、クレジットカード情報は被害の対象外とのことで、流出が懸念される情報に関する二次被害は確認されていないという。
東京医療保健大学はメディカ出版に対し、原因究明と再発防止策の徹底を求め、関係機関と連携して対応を進めている。
メディカ出版は2026年5月13日に調査結果を公表し、全体で約64万1000人分の個人情報が流出したと推測しており、東京医療保健大学への影響はこの一部に当たる。
他にも近畿大学看護学部では、2026年度入学者93名と入学辞退者23名の氏名や住所が、
日本呼吸療法医学会においては会員の個人情報が、大手前大学国際看護学部では電子教科書システムに関連する学生情報がそれぞれ流出したことがわかっている。