フィンランドのセキュリティベンダー「F-Secure」から、「Microsoft 365」における不審なメールについての調査レポートを公表した。
概要
当該調査は、F-Secure社がMicrosoft 365向けに提供しているプラグインを通して集計されたデータを元に実施された。
調査対象は、Microsoft 365ユーザーに届いた不審なメール20万通。
プラグイン経由で報告に上がったメールは、「不審なリンクが含まれている」、「誤った送信者からのもの」、「スパムの疑い」、「ソーシャルエンジニアリングの可能性」、「不審な添付ファイル」といった内容のものだった。
AIによる自動分析およびセキュリティ専門家による調査で、報告されたメールのうち33%がフィッシングメールだったとの結果が出ているとのこと。
セキュリティ環境
F-Secureは、昨今のサイバー攻撃およびマルウェア拡散においてメールは最も一般的な手法として攻撃者に選ばれると解説。
昨今の攻撃増加に伴い、手作業による調査はセキュリティ担当者の大きな負担となっていると指摘している。
セキュリティチェックツールを導入し、担当者の負担を減らすサポート体制を提案している。
【参考URL・画像引用】 不審と報告されるメールの3分の1が実際にフィッシングメール、エフセキュアが調査結果を発表 https://www.f-secure.com/jp-ja/press/p/20210909-triage-jp |