2026年5月12日、埼玉県警が富士通(電機・ITサービス大手)の子会社「富士通Japan」元社員を、営業秘密を不正に取得したとして不正競争防止法違反(営業秘密領得)の疑いで逮捕した。
逮捕容疑によると、容疑者は2025年2月4日から同年3月25日までの間、当時勤務していたさいたま市内の富士通Japan事務所などで、富士通が管理する顧客向けプレゼン資料や商談方針、物流部門サービス紹介資料など計26点のファイルデータを複製。
私用のメールアドレス宛てに送信して不正に取得した疑いがある。
容疑者は容疑を認め、「転職活動をするにあたって、自分のやっていた業務を説明するためだった」と供述しているという。
2025年3月末に富士通Japanを退職後、物流関連会社に転職しており、現在も在籍している。
事件は2025年12月、富士通側の社内調査でデータ持ち出しが発覚。
警察に相談したことで表面化した。
公表時点で顧客情報などの個人情報流出は確認されていない。
富士通は事件を受けて、社内対応を実施。
捜査当局もデータの悪用有無などをさらに調べているが、詳細については公表を控えている。
今回の事件は、単なる社内資料の持ち出しではなく、営業秘密として管理されていた電子データの不正取得が焦点となっている。
現時点の報道では、持ち出された情報の外部流出や悪用は確認されていないとされているが、営業秘密の取り扱いをめぐる企業側の管理体制が改めて問われる形となった。
【参考】
https://mainichi.jp/articles/20260513/k00/00m/040/120000c
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD127EA0S6A510C2000000/
https://news.ntv.co.jp/category/society/104710273dc2494783514abb2070767c