「工業所有権情報・研修館」において、マルウェアEmotet被害があり複数のなりすましメールが送信される事態が確認された。
概要
2020年10月21日、工業所有権情報・研修館の業務委託先である「知財総合支援窓口事業」を騙るメールが複数送信されている事態が確認され始める。
専門調査機関による調査の結果、知財総合支援窓口事業の担当者1名が情報セキュリティポリシーを逸脱してパソコンを使用している事実が発覚。
原因は、同端末のマルウェアEmotet感染によるもので、個人情報の流出も確認されている。
被害状況
調査によると、当該担当者が過去に送受信した支援企業が被害対象。
316名とのメールのやり取りおよび、氏名、メールアドレスの情報が流出した可能性があるという。
対応
工業所有権情報・研修館は、委託先に対し、情報セキュリティポリシー遵守の指導を徹底し、再発防止を図るとしている。