葛飾区立の小学校および中学校生徒の個人情報が流出する事態が発生した。
情報インフラ構築の関する事業を展開する「ネットワンシステムズ」社は、葛飾区から学校教育総合システムの運営を受託しており、メンテナンス作業をメーカーサポート先の「チエル株式会社」が実施した際に問題が発生している。
同システムにおいてID連携に関わる不具合が発生したためチエル社が対応したが、修正後のプログラム内に一部の葛飾区立学校生徒情報が含まれたまま教育委員会や大学など約36か所のシステムに連携される手違いがあった。
これにより、葛飾区立の小学校および中学校生徒の学校名、生徒管理コード、学年、組などの情報23,508件が教育委員会や大学などで閲覧できる事態となっている。
誤ってシステム連携された大学からの指摘により問題が発覚した。
問題発覚後、ネットワンシステムズ社およびチエル社はプログラム内に残っていた個人情報を削除し、他のユーザーに対してデータ削除を依頼している。
ネットワンシステムズ社およびチエル社は、社内の教育や指導、モニタリングを強化して再発防止に努めるとしている。
【参考URL】
個人情報の漏洩に関するお詫びとお知らせ
https://www.netone.co.jp/