4月21日、群馬県前橋市は、NTT東日本のセキュリティ管理不備により、同市立幼稚園および小中学校にて個人情報流出につながったとして提訴が行われたとの情報が公開されました。
概要
2018年3月、前橋市教育委員会のサーバーが不正アクセスを受けたことが発覚、同サーバーの管理運用はNTT東日本が委託されておりました。
当該不正アクセスにより、前橋市内の幼稚園および小中学校生徒約4万7千名分の個人情報が流出した可能性が確認されております。
2020年3月26日、前橋市は当該情報流出の原因として「NTT東日本のセキュリティ対策を怠った」ことにあるとして、約1億8000万円の損害賠償を求め前橋地裁に提訴したとのことです。
前橋市学校教育課は、今回の提訴について「これまでNTT東日本と交渉してきたが、相手側の考えと開きがあり合意に至らなかったので提訴に踏み切った」とコメントしているとのことです。
一方のNTT東日本側は、「弁護士に任せており、コメントは控える」とのことです。
【参考URL】 前橋市、NTT東日本に不正アクセスの賠償求め提訴—日本経済新聞 |