総務省は2026年8月3日、学生や若手社会人を主な対象としたサイバーセキュリティ競技会「全国型CTFコンテスト」を、同年10月3日に開催すると発表した。
全国9カ所の会場とオンラインを接続して実施され、参加費は無料。
経験の有無にかかわらず、実践的な知識や技術を学べるワークショップ形式で開催される。
■ 深刻化するサイバー攻撃と人材育成の課題
社会経済活動の基盤としてサイバー空間の役割が拡大する中、サイバー攻撃による被害は年々深刻化している。
総務省は本コンテストを通じ、次世代を担う学生や若手社会人のサイバーセキュリティへの関心を深め、対応できる人材の裾野を拡大していく方針だという。
■ クイズ形式で学ぶ「CTF」とは
イベントの核となる「CTF(Capture The Flag)」とは、サイバーセキュリティの専門知識や技術を駆使して、隠された答え(Flag)を見つけ出すクイズ形式の競技を指す。
当日は開会挨拶に続き、3部構成のプログラムが予定されている。
第1部(講演): 国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)ナショナルサイバートレーニングセンター長の園田道夫氏が、昨今話題のインシデント事例を交えながら最新のサイバー攻撃のトレンドを解説する。
第2部(CTFワークショップ): 参加者が自身のPCを使い、サイバーインシデントに関する謎解き問題に取り組み、獲得点数を競う。
第3部(解説・表彰): 園田氏がワークショップの問題解説(時間の都合上、一部の問題を抜粋)を行う。また、各会場の最優秀者および、全体の優秀者(1位から3位)を表彰する。
講師の園田氏は東京の本会場からオンラインで各会場へ中継されるが、一部の地方会場では地元関係機関による独自の講演も予定されている。
■ 過去大会の実績
本コンテストは、過去にも園田氏を中心とした「講演とCTF演習を通じて基本知識の習得を促す構成」で実施されてきた。
全国7会場とオンラインで行われた2024年11月30日の大会では全体で406名が参加。2025年11月8日の大会では全体で466名(会場144名、オンライン322名)が参加し、向山総務大臣政務官がビデオメッセージで開会挨拶を行った。
2025年大会では、仙台会場で道白蒼太朗さん(仙台高等専門学校)が1位を獲得したほか、東京会場を含むオフライン参加者156名の中では髙士哲生さん(日本大学)が全体1位に輝いている。
■ 開催概要と参加方法
主な参加対象は、サイバーセキュリティに関心のある中学生、高校生、高等専門学校生、短期大学生、専門学校生、大学生、大学院生、および若手社会人(3年目まで)とされており、これらに該当しない一般人も参加可能となっている。
参加申し込みは、一般財団法人関西情報センター(KIIS)が運営する専用フォームにて、2026年9月25日まで受け付けられる。
| 【開催詳細】 日時: 2026年10月3日(土)12:00〜17:30(会場受付開始 11:30) 参加費: 無料 会場および定員: ・本会場/東京:AP浜松町 Room D+E+F(定員50名) ・地方会場/定員各30名 - 仙台:TKPガーデンシティPREMIUM仙台西口 ホール7A - 長野:ホテル信濃路 浅間 - 金沢:TKPガーデンシティPREMIUM金沢駅西口 ホール3B - 名古屋:TKPガーデンシティPREMIUM名古屋太閤 ホール6A - 大阪:AP大阪梅田東 Room M - 宇部:国際ホテル宇部 パール - 松山:松山大学 文京キャンパス2号館 214教室 - 博多:TKPガーデンシティPREMIUM博多駅前 ホール3A ・オンライン会場:定員450名(先着順) 持参物(会場参加者): Wi-Fi接続可能なノートPC ※推奨スペック:OS(Windows・macOS・Linuxなど)、ブラウザ(Chrome・Edgeなど)、メモリ8GB以上。 ※Wiresharkや画像編集ソフト(GIMPなど)を事前にインストールしておくと解きやすい問題もあるが、必須ではない。 主催: 総務省サイバーセキュリティ統括官室、東北・関東・信越・北陸・東海・近畿・中国・四国・九州の各総合通信局。(一部会場では地元のサイバーセキュリティ関連組織が共催) |
【参考】
https://www.soumu.go.jp/soutsu/kinki/01sotsu07_01002490.html
https://x.com/kinki_bt/status/2084146593436250304
https://www.soumu.go.jp/soutsu/tohoku/kohoshi/20251108ctfcontest.html