名古屋大学において不正アクセス被害があり、大量のスパムメールが外部に送信される事態が発生した。
概要
不正アクセスが判明したのは、3月18日。
調査の結果、同大学職員のメールアカウントおよび学内メールサーバーに、海外からとみられる不正アクセスが確認された。
いずれのアカウントからも、大量のスパムメールの外部に向け送信されているとのこと。
不審なアクセスは、3月2日から18日までの期間続いたという。
原因はアカウントのパスワード流出によるものとみられているが、経緯は特定できなかったとのこと。
被害対象
被害のあったサーバー内には、大学講義受講者36名の情報が含まれていたことが確認されている。
名前や学籍番号、成績に関する情報が流出した可能性があるとのこと。
また、サーバー内に記録されていたメールアドレス14,000件も含まれる。
対応
名古屋大学は、被害のあったアカウントおよびメールサーバーのパスワードを変更。
流出対象とみられる14,000件のアドレスに対して状況説明を行った。
対策として、メールサーバーに多要素認証システムを導入するとのこと。
【参考URL】 名古屋大学への不正アクセスによる個人情報の流出について https://www.nagoya-u.ac.jp/info/20211029_jimu.html |