アメリカNCSCとCISAが共同声明 政府関与疑われる新型コロナウイルスの情報収集目的のハッカー活動に警告

5月5日、アメリカの国家サイバーセキュリティー・センター(NCSC)およびサイバーセキュリティー・インフラセキュリティー庁(CISA)は、政府が関与するとみられるサイバー攻撃を受けたとする共同声明を発表しました。

概要

NCSCおよびCISAは、新型コロナウイルスへの対応状況に関する情報を取得することを目的にし、研究機関や製薬会社などを攻撃するハッカー集団の存在を警告しており、攻撃には中国、イラン、ロシアの各政府が絡んでいるとみているとのことです。
これに対し中国、イラン、ロシアの各政府は、ハッカーの攻撃への関与を否定しております。

NCSCおよびCISAによると、ハッカー集団は個人情報の集積、知的財産権、機密情報の収集を目的にしたハッキング行為を行うケースが多い点を前提に、新型コロナウイルスに関する情報や国際レベルの医療保健政策といった情報を収集する可能性を根拠に共同声明を発表したとみられております。
 

【参考URL】
米英、新型コロナ対応巡るハッキングを警告 背後に政府の存在

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