NFTアート作品不正アクセスで流出 暗号強度に問題か【nanakusa】

※NFTアート作品を取り扱う「nanakusa」サイトにおいて、不正アクセス被害が確認された。

※NFT(Non Fungible Token)
代替できないデジタルデータ。
ブロックチェーン技術がベースになっており、偽造や改ざんされない。

概要

「nanakusa」の運営会社「SBINFT株式会社」によると、サイト内で8月21日から9月2日にかけ、不正アクセスを検知。
調査の結果、同サイト内で購入可能なNFTの決済プログラムが改ざん、一部のNFT権限が本来の所有者であるクリエイターから不正に移行されたとのこと。
SBINFT社によると、一部のNFTの暗号化の複雑性が不足していたことで改ざんを受けたという。
これにより、「nanakusa」に投稿されたNFT作品36件が流出対象となった。

対応

SBINFT社は、9月3日に同サイトのメンテナンスを実施。
9月5日には、流出したデータ復旧およびサイトの改修作業が完了している。
また、対策として取り扱うNFTの暗号強度を複雑化する対応を行っている。

なお、9月19日時点で「nanakusa」サイトの運営が再開している。
 

【参考URL】
SBINFT株式会社
https://smartapp.co.jp/#service

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