大阪市西淀川区において、無関係の宛先に個人情報をメール送信していたことが判明した。
概要
大阪市福祉局によると、問題は「大阪市認知症高齢者等見守りネットワーク事業」の委託先業者において発生。
8月5日、認知症高齢者などの行方不明時に捜索協力者へ情報共有のため送信されるメールが、誤った宛先に送信されていたというもの。
原因は委託先業者において、捜索協力者の宛先登録時にミスが挙げられている。
メール誤送信による影響
当該メールの誤送信は、西淀川地区以外に旭区、港区でも発生していたことが調べにより判明。
捜索協力者の宛先登録ミスに関しては、各区で1件ずつだったことが確認されている。
計3件の無関係の宛先に誤送信されたこととなる。
なお、メール件数内訳は以下の通り。
・2021年7月28日に旭区で75件
・2022年6月21日に港区で1件の誤送信
・2022年8月1日から5日までの間に西淀川区で合計6件
いずれのメールにも行方不明となった認知症高齢者情報である氏名、性別、年齢、不明時の服装、本人写真が含まれていた。
対応
大阪市は、西淀川区および旭区、港区のそれぞれ3件の誤送信先に状況説明および当該メールの削除を依頼。
港区の送信先からは了承の返信があったが、西淀川区および旭区からは返答がないという。
また、再発防止策として、委託先業者に対しメール送信および宛先登録時は複数名による確認を徹底するよう注意喚起を行っている。
【参考URL】 報道発表資料 「大阪市認知症高齢者等見守りネットワーク事業」におけるメール誤送信による個人情報等の漏えいについて https://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/0-Curr.html |