Web上に81日間562名分の個人情報が 教育委員会の資料対象【熊本市】

熊本市は4月3日、2024年度の高校等進学支援金の申請者に関する資料を、個人情報が閲覧可能な状態で本市のホームページ上に81日間にわたり誤って公開していたと発表。
対象者は562名にのぼり、申請者の氏名、生年月日、年齢、申請理由などが記載された資料だった。

資料は、2024年12月26日に開催された教育委員会会議で使用されたもので、本来は氏名部分を黒塗り処理したPDF形式で公開されるものだった。
しかし、黒塗り部分にテキストデータが残存しており、パソコンなどで特定の操作を行うことで氏名が確認できる状態になっていたという。
2025年3月14日に市のコールセンターに申請者からの連絡が寄せられたことにより発覚した。

市は対応として3月16日に該当資料を削除し、翌日には検索エンジン運営会社に対して表示削除を依頼している。
公表時点で該当情報がインターネット上で非表示となっていることを確認している。
その後申請者全員に対し、謝罪と事案の説明文書を郵送。
今後の対応として、個人情報を含む資料の再チェック体制を強化し、再発防止に取り組む方針を明らかにしている。
万一、不正利用が疑われる事態が発生した場合には、専門部署と連携し、適切な対応を行うとのこと。

【参考記事】
https://www.city.kumamoto.jp/

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