フェイスブックのアカウントハッキング 3人に1人が攻撃受けていた

サイバーセキュリティ総研では、フェイスブックアカウント乗っ取りのハッキングが多発している昨今、どのくらいの割合で実際被害にあっているのか、簡易調査を行いました。

今回アカウントハッキングの手法は、乗っ取ったアカウントのメッセンジャーで動画リンクを送り付け、「動画を見るためにはフェイスブックログインが必要です」といったログインを促す文言を表示し、偽のログイン画面を表示。そこにIDとパスワードを入力すると乗っ取られるという手口でした。

乗っ取り被害は14.2% 怪しいリンクの受信は約20%

サイバーセキュリティ総研では、今回、不特定多数の2000名以上を対象に独自の簡易調査を実施。自身のアカウントが乗っ取られたという回答が14.2%にのぼりました。

また、乗っ取られなかったものの、友人から、ハッキング用の動画リンクが送られきたという回答は19.6%にのぼり、実に3人に1人の割合で攻撃を受けていたという結果が得られました。

サイバー攻撃が身近に迫っているこの時代を象徴するような結果となりました。

SNSのパスワードが漏洩しても2割以上はパスワード変更しない

また、サイバーセキュリティ総研では追加調査として、SNSのパスワードが外部に漏洩した場合にどうするか、別の2000名以上を対象に調査を実施。なんと20%以上が、パスワードを変更せずにそのまま放置するという回答となりました。

一番多い回答だったのが、乗っ取られたアカウントのみ、パスワードを変更するという回答が47.6%と約半数。次に多かったのが、同じパスワードを使っているサービス全てのアカウントを変更するという回答が約3割でした。

該当アカウントのみパスワード変更は危険?

今回のアカウントハッキングに関する調査では、金銭等の被害報告は受けていませんが、こういったメールアドレスとパスワードの情報はリスト化されて、別サービスのハッキングに再利用されるケースがあります。ハッキングされた該当アカウントのパスワードを変更するだけでは危険かもしれませんのでご注意ください。

フェイスブックアカウント乗っ取りに関する調査
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