BIOSが起動しない|原因や対処法、データ復旧方法について解説

本ページには広告が含まれています。本コンテンツ経由で商品・サービスの申込みがあった場合、企業から送客手数料を受け取ることがあります。

PCを起動しようとしたら、画面が真っ暗のまま動かなくなったり、「OSを見つけることが出来ませんでした」などのエラーメッセージが表示されることがあります。これらの原因はいくつか考えられるのですが、BIOSでの故障が原因の可能性があります。

自力での修復に不安がある方は

自力でのデータ復旧はリスクが大きく、誤操作や物理障害が発生する可能性もあります。データ復旧専門業者は無料診断を提供しており、安心して依頼できます。編集部が厳選した業者を調査・まとめていますので、ぜひ参考にしてください。

BIOSとは

BIOS(Basic Input Output System)とは、「パソコンのデバイスを起動・制御する基礎的なプログラム」のことです。PCは、以下のような順番で起動します。

  1. 電源を入れる
  2. BIOSが起動する
  3. ストレージ先頭のマスターブートレコード(MBR)が起動する
  4. その他のシステムが起動する
  5. OSが起動して、PCが使用できるようになる

この流れにあるように、BIOSは電源を入れた直後、起動するプログラムです。ここに異常が発生していると、パソコンは正常に起動しません。

エラーメッセージの意味

BIOSで異常が発生している場合、下記のようなエラーメッセージが表示される恐れがあります。

  • Operating System Not Found(OSが見つかりません)
  • DISK BOOT FAILURE(ディスク起動に失敗しました)
  • Missing Operating System(OSが見つかりません)
  • Non-system disk or disk error(システムディスクがない、または、ディスクのエラー)
  • Invalid system disk(システムディスクが無効です)

これらのエラーメッセージは「何らかの原因でBIOS(ハードウェアの起動にかかわるシステム)が、OS(Windows)を見失った」ということを意味します。また、BIOSの破損以外にも複数の要因が考えられ、正しく対処しなければ、パソコン自体が完全に破損してしまう恐れもあります。

考えられる原因と対処法

BIOSが起動しない際に考えられる原因と対処法を紹介します。

  • パソコン周辺機器の故障や動作不良
  • デバイスの読み込み順が間違っている
  • マザーボードに問題が起きている
  • HDD/SSDで物理障害が起きている
  • OS内のシステムファイルが破損してしまった(論理障害)

パソコン周辺機器の故障や動作不良

まず、考えられる原因として、周辺機器に原因がある可能性です。ここでいう周辺機器とは、「ケーブルの接続不良」「経年劣化による電源ユニットの故障」など、電源周りに問題が多いです。

また、 PCの内部帯電に静電気が溜まると、BIOSが起動しなくなることがあります。

ストレージ機器に物理障害が発生している状態で、むやみに通電や再起動、フリーソフトの使用、分解などを行うと、状況が悪化し、復旧の難易度が大きく上がることがあります。特にHDDやSSDは精密機器であり、ちょっとした刺激や誤操作でも内部パーツが傷ついたり、データが上書きされたりして、最終的に復旧不可能になるリスクもあります。誤った対処で大切なデータを失ってしまう前に、まずは専門業者への相談をおすすめします。

自力で修復する場合のリスク

▶ ほこりや異物が悪影響を与えてしまう

内部パーツに修復できない傷が付いてしまう

▶ 知識不足で誤った復旧作業を行ってしまう

ストレージデバイスの自力での修復は非常に難しく、誤った方法で作業を進めると、データが完全に失われるリスクがあります。安全にデータを復旧させたい場合、データ復旧業者に依頼することが確実です。編集部が厳選したおすすめ業者は下記のボタンからご参照ください。

対処法

今一度、電源周りを確認しましょう。また、必ずしも電源ユニットが原因というわけではなく、電源環境に負荷がかかっている可能性も疑われます。

まずは、周辺機器との接続を最小に、適切な環境で起動するようにしましょう。しばらくPCを掃除していない方は、埃が溜まっている可能性があります。エアダスターを使用し、異物は除去しましょう。

デバイスの読み込み順が間違っている

パソコンを起動させると、まず「BIOS」が起動します。BIOSの機能として、それぞれの部品(ハードウェア)を認識し、ハードウェアを工程順通り、起動させていきます。

しかし、何らかの原因により、外付けHDDやUSBメモリなどから起動するように設定が変更されてしまうと、内蔵ストレージが起動デバイスだと認識されず、PCを正常に起動できません。

対処法

BIOSの設定画面は、起動直後に「F2」キーを開き、「Boot Menu」もしくは「Change Boot Order」の項目から起動順位を確認することが出来ます。

※BIOS設定画面で内蔵HDD/SSDが選べない場合、内蔵HDD/SSDが故障している可能性があります。

BIOS設定に異常が起きている・マザーボードに問題が起きている

BIOSやマザーボードに異常が生じている場合、エラーメッセージが表示されたり、電源を入れても黒い画面のままであることがあります。

対処法

BIOSはマザーボード上に搭載されており、BIOSの情報もマザーボードに記録されています。しかし、マザーボードの電池が切れてしまったり、BIOS設定に問題があったりすると、BIOSは誤作動を起こします。この場合、電池交換をするとBIOS設定が初期化され、いずれに問題があった場合でも、再び使用することが可能になります。

なお、ほとんどのマザーボードには「CR2032」というボタン型電池が使われており、市販で買うことも可能です。交換時は一度ボタン電池を取り外すと、BIOS設定はリセットされるため、注意しましょう。

BIOSの電池交換を行っても、BIOSが動かない場合は、PC自体が物理的に破損している恐れがあります。この場合は、パソコン自体の修理・交換が必要な場合があります。

HDD/SSDの物理障害

物理障害とは、HDD/SSDに落下や水没など、物理的な衝撃が生じることで、内部の機器や部品が損傷し、正常に動作しなくなることを言います。また、経年劣化による故障も、物理障害に入ります。特にHDDの場合、物理障害のよくある症状として「カタカタ」「カチカチ」など異音・異臭が発生します。

対処法

物理障害の場合、メーカーに依頼すると、基本的にHDD/SSDは交換されてしまうため、データは失われてしまいます。また、HDD/SSDのデータ復旧には精密な作業を必要とするため、専門技術や知識がないと行うことができません。

一部の業者は物理障害に対応していないこともあるので、データ復旧を行う際は、かならず専用のクリーンルームを所有する業者に、対応を依頼するようにしましょう。

HDDの物理障害についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。

OS内のシステムファイルの破損(論理障害)

OS内のシステムファイルが破損してしまうと、BIOSが正常にOSを読み込めなくなってしまい、エラーメッセージが表示されたり、画面が暗いままになることがあります。

また、HDDの先頭にある起動プログラムの「MBR(マスターブートレコード)」で、論理障害が起きている場合、正常に起動できません。

対処法1:スタートアップ修復を行う

システムファイルの破損状態によっては、スタートアップ修復が起動できる場合があります。スタートアップ修復では、Windowsの起動を妨げている問題を、診断・修復することが出来ます。

しかし、HDD/SSDが物理的に故障している恐れがある場合、この作業によって症状が悪化してしまう可能性があります。PCに、必要なデータが保存されている場合には、スタートアップ修復は実行せずに、専門業者に依頼することで、データ復旧を行うことをお勧めします。

スタートアップ修復を行う手順は、次の通りです。

  1. 詳細オプション」を選択。
  2. オプションの選択画面から「トラブルシューティング」を選択。
  3. 詳細オプション」を選択。
  4. スタートアップ修復」を選択。

対処法2:システムの復元を行う

スタートアップ修復による自己修復が失敗した場合には、さらに「システムの復元」を実行することで、正常に動作していた以前の状態に戻すことができます。

システムの復元を実行すると、復元ポイント以降に保存したデータはすべて削除されます。必要なデータがある場合は、この作業を行う前にデータ復旧を行うことをお勧めします。

システム復元を行う手順は、次の通りです。

  1. 詳細オプション」を選択。
  2. オプションの選択画面から「トラブルシューティング」を選択。
  3. トラブルシューティング画面の「詳細オプション」を選択。
  4. 詳細オプション画面から「システム復元」を選択。

対処法1・2で解決できない場合は、論理障害ではなく、HDD/SSDの故障や破損など物理障害を含む、他の原因が考えられます。PCに重要なデータが保存してあった場合は、修理の前にデータ復旧を行うことをお勧めします。

専門業者に相談・依頼する

ここまでの対処法を試しても改善できなかった場合、機器に重大なエラーや物理的な故障が生じている可能性が高いです。この場合、続けて使用すると損傷がひどくなり、復旧できなくなる可能性があります。さらに、自力で分解したり復旧作業を行うのも状態が悪化するケースが多いです。少しでもデータを失いたくない方は速やかに専門業者に相談することをおすすめします。


おすすめのデータ復旧専門業者

データ復旧の専門業者を選ぶときには以下の項目が特に重要です。

データ復旧業者を選ぶうえで押さえておきたいポイント

復旧の経験が豊富
さまざまなメーカーや機種に対応できるかをチェックしましょう。

無料で初期診断を提供
費用がかかる前に復旧の可能性や状態を確認でき、リスクを減らせます。

最先端の復旧技術と設備を備えている
特に物理障害の場合、クリーンルームでの対応が可能かを確認することが重要です。

すべてに対応しているサイバーセキュリティ総研おすすめのデータ復旧業者はデジタルデータリカバリーです。

デジタルデータリカバリー

デジタルデータリカバリー公式サイト

デジタルデータリカバリーは、14年連続国内売上No.1最大手のデータ復旧専門業者です。

復旧率は95.2%とかなり高い技術力を有しており、RAID復旧のノウハウを持ったエンジニアが複数名チームとなって対応することで、早期に破損個所のすべての特定ができ、修復を行うことができます。

また2021年には、HDDの最難関障害である「スクラッチ障害」の復旧技術や、SSDやSDカードのような「メモリ媒体」の復旧技術が評価され、東京都の経営革新優秀賞を受賞しました。その復旧技術・設備が詰まっている復旧ラボは見学が可能です。

また、累積の相談件数は41万件を超え、官公庁や大手企業との取引実績も豊富です。さらに、依頼されたものの8割を48時間以内に復旧するスピードも優秀です。

24時間365日の受付対応に加え、機器は全国5拠点への持ち込み・配送・出張と臨機応変に対応してくれます。相談から見積もりが無料で行えるため、データ復旧専門業者の選定に困っていたら、まずは最大手であるデジタルデータリカバリーへ相談することをおすすめします。

持ち込み拠点東京/六本木(本社)、神奈川、愛知、大阪、福岡取り引き実績官公庁や大手企業を含めた累積41万件の相談実績
報酬体系原則成功報酬制無料サービス相談・初期診断・見積もりまで無料(デジタルデータリカバリーへの配送も無料)
復旧期間・最短当日に復旧完了
・約80%が48時間以内に復旧完了
出張対応あり(法人のみ)
セキュリティISO27001/Pマーク/外部委託警備員のチェック/NDA締結対応メディア RAID機器(NAS/サーバー)、パソコン(ノート/デスクトップ)、外付けHDD、SSD、USBメモリ、ビデオカメラ、SDカード・レコーダー等記憶媒体全般
復旧料金◇相談から見積もりまで無料
500GB未満:5,000円〜
500GB以上:10,000円〜
1TB以上:20,000円〜
2TB以上:30,000円〜
特長 ・データ復旧専門業者において14年連続データ復旧国内売り上げNo.1
・復旧率最高値95.2%の非常に高い技術力
・官公庁や大手企業を含む累積41万件以上の相談実績

デジタルデータリカバリーのさらに詳しい情報は公式サイトへ

まとめ

この記事ではBIOSが起動しない際の対処方法を解説しました。

BIOSが起動しないことは、パソコンの不具合の中でもよくある現象ですが、正しい対処法に関しては、あまり知られていません。このような場合、「強制終了」を選択する人も多いのですが、これはストレージにかなりの負荷をかけてしまう行為です。そのため、強制終了を安易に行うことは控えましょう。

なお、この記事で紹介しているデータ復旧業者は相談・初期診断・見積りは全て無料のため、データ復旧を希望される場合は、一度問い合わせてみることをおすすめします。

最新情報をチェックしよう!