【2025年最新】パソコンが遠隔操作された時の対処法と原因・リスクを解説

近年、マルウェア感染や不正アクセスといったサイバー攻撃をきっかけに、パソコンが第三者に遠隔操作される被害が多発しています。個人情報の流出、不正送金、端末の悪用など、被害は多岐にわたり深刻なリスクを伴います。

「マウスが勝手に動く」「知らない場所からのログイン通知が届く」などの異変に気づいた場合は、遠隔操作の可能性を疑い、落ち着いて対応を行ったうえで、速やかに専門の調査会社へ相談することが重要です。

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本記事では、パソコンが遠隔操作される時の対処法と原因・リスクを解説します。

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目次

パソコンが遠隔操作された時のリスク

パソコンが第三者に遠隔操作されると、利用者の知らない間に重大なセキュリティ侵害が発生する可能性があります。以下は、遠隔操作によって発生し得る代表的な被害とそのリスクです。

  • 個人情報や機密データの流出
  • アカウントやクレジットカードの不正利用
  • パソコンのリソースや機能の悪用
  • カメラやマイクの盗聴・盗撮
  • ファイルの改ざん・削除
  • パソコンのロック・金銭要求
  • 犯罪の踏み台にされる

放置した場合のさらなるリスク

  • 被害の拡大: 情報漏洩や経済的損失が拡大し、企業であれば信用失墜や法的責任にも発展する可能性があります。
  • 他人への加害行為: 気づかないうちに第三者への攻撃に加担してしまい、刑事責任を問われるケースもあります。

不審な挙動が確認された時点で、個人情報や機密データがすでに漏えいしている可能性があります。遠隔操作の疑いがある場合は、フォレンジック調査に対応した専門調査会社へ早めに相談することが、被害の拡大防止と正確な対応につながります。

パソコンが遠隔操作された時の対処法

パソコンが遠隔操作されていると感じた場合は、迅速かつ正確な対処が被害の拡大を防ぐ鍵となります。以下は行うべき対処法です。

  1. ネットワークからの切断
  2. セキュリティソフトでのウイルススキャンの実施
  3. 不審なプログラム・アプリを削除
  4. すべてのパスワードを変更
  5. 管理者権限や共有フォルダの設定を見直す
  6. 専門の調査会社へ相談

1. ネットワークからの切断

まず最初に行うべきは、インターネット接続の遮断です。攻撃者との通信を止めることで、追加の侵入や情報送信を防ぐことができます。

  • Wi-Fiは無効化、または物理的にルーターの電源をオフにする
  • LANケーブルを抜く
  • ノートパソコンの場合は「機内モード」に切り替える

2. セキュリティソフトでのウイルススキャンの実施

ネットワークを遮断したら、ウイルス・マルウェアの有無を確認するためにセキュリティソフトでフルスキャンを行います。

  • 必ず「完全スキャン(フルスキャン)」を選択
  • 信頼性の高いセキュリティソフトを使用(例:Windows Defender、ESET、トレンドマイクロなど)
  • スキャン後、再起動して再度スキャンを実施するとより確実

3. 不審なプログラム・アプリを削除

マルウェアやリモート操作ツールがインストールされている可能性があります。アプリ一覧から不審なプログラムを削除してください。

  • Windows:「設定」→「アプリ」→「アプリと機能」で確認
  • Mac:「アプリケーション」フォルダ内をチェック
  • TeamViewer、AnyDesk、UltraVNC などが無断で入っていないか確認

4. すべてのパスワードを変更

遠隔操作中に入力されたID・パスワードは、攻撃者に盗まれている可能性があります。すべての重要アカウントのパスワードを変更してください。

  • メール、SNS、ネットバンキング、クラウドサービスなどを優先的に変更
  • 必ず別の安全な端末(未感染のスマホなど)から実施
  • パスワードは使い回さず、強固な文字列で設定
  • 可能であれば多要素認証(MFA)を有効化

5. 管理者権限や共有フォルダの設定を見直す

遠隔操作で作られたアカウントや変更された設定を確認します。不正な管理者権限や共有設定が残っていないかを必ず確認しましょう。

  • Windows:「コントロールパネル」→「ユーザーアカウント」→「アカウントの管理」
  • 共有フォルダが意図せず公開されていないか確認
  • 不明なアカウントや権限があれば削除・変更する

6. 専門の調査会社へ相談

ウイルスの削除や設定の見直しを行っても症状が改善しない、または遠隔操作による被害が広範囲に及んでいる場合は、専門調査会社への相談を検討することが推奨されます

原因の特定や被害範囲の把握、証拠データの保全などは、個人で対応しきれない困難な調査は、デジタルフォレンジックに対応した調査会社が対応可能です。

個人情報漏えいしたかどうかを調べたい場合はフォレンジック調査会社に相談

遠隔操作された可能性がある場合、「何が盗まれたか」「どこまで影響が及んだか」は、自力で調べるのが難しい領域です。たとえば次のような状況がある場合、デジタルフォレンジック調査を専門に行う会社への相談が有効です。

相談が必要になる代表的なケース

  • 複数のアカウントで不正アクセスが発生している
  • 個人情報や業務データの漏えいが不安
  • 証拠となるログやファイルの扱いに不安がある
  • 何をされたのか、どの操作が行われたかを調べたい

デジタルフォレンジックの役割

デジタルフォレンジック調査は、パソコンやネットワーク上に残された操作履歴・ログ・通信記録などの痕跡を収集・解析し、不正アクセスの経路、情報漏えいの有無、被害範囲を客観的に特定する調査手法です。

専門機関に相談することで得られるメリット

  • 証拠データ(ログ・通信履歴など)の保全と解析
  • 不正アクセスの経路や被害範囲の特定
  • 再発防止のためのセキュリティ対策提案
  • 必要に応じた警察・法的機関への提出用報告書の作成

特に、自己判断で初期化やファイル削除を行ってしまうと、重要な証拠となるデータが消失してしまう可能性もあります。端末が違和感を感じた段階で、遠隔操作されてる可能性が高くなるため、早めに専門家に相談することが、被害の拡大防止と正確な対応につながります

編集部おすすめ調査会社:デジタルデータフォレンジック(おすすめ度)

パソコンが遠隔操作を受けて、不正アクセスや端末が不審な挙動をしているのであれば、情報漏えいや不審なソフトウェアなどがインストールされていないか端末を調査しましょう。不審なソフトウェアを削除、または端末を初期化しても情報が外部に漏えいしていれば再度不正アクセスなどの攻撃を受ける可能性があります。

こちらの業者は、対応件数が39,000件を超え、民間の調査会社でありながら官公庁や大手企業との取引実績も多く信頼できるため、幅広い調査に対応していておすすめです。

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パソコンが遠隔操作される手口

パソコンが第三者に遠隔操作される主な原因には、マルウェア感染・不正アクセス・外部デバイス経由の侵入などが挙げられます。以下に、代表的な手口を紹介します。

不正リンクや添付ファイルによるマルウェア感染

悪意のあるリンクや添付ファイルを介して、マルウェア(悪質なソフトウェア)がパソコンに侵入するケースです。特に、トロイの木馬型マルウェアやRAT(リモートアクセスツール)は、利用者の操作なしにシステムの深部にアクセスし、遠隔操作を可能にします。

  • 件名が「請求書」や「配送通知」などを装ったメール
  • クリックを誘導する偽の通知バナーや偽ソフト更新リンク
  • ZIPファイル・PDF・EXE形式などの危険な添付ファイル

不審な送信元から届いたメールや、信頼できないWebサイトのリンクを開くことが感染のきっかけになることがあります。

フィッシング詐欺による認証情報の漏洩

フィッシング詐欺は、偽サイトや偽メールを使って利用者からログイン情報やカード情報を入力させる手口です。こうして取得された情報が、不正ログインや遠隔操作に悪用されます。

  • 大手銀行や通販サイトを偽装したログインページ
  • セキュリティ警告を装った偽のポップアップやSMS
  • 正規ドメインに似せたURL(例:www.amaz0n.co.jp)

不審な送信元から届いたメールや、信頼できないWebサイトのリンクを開くことが感染のきっかけになることがあります。

リモートデスクトッププロトコル(RDP)の脆弱性を狙った攻撃

リモートデスクトッププロトコル(RDP)は、パソコンを遠隔操作するための機能ですが、このプロトコルの設定が不適切であったり、脆弱性が放置されていると、ハッカーがこれを利用してパソコンに不正にアクセスすることがあります。特に、強固なパスワードや2段階認証を設定していない場合、攻撃にさらされやすくなります。

公共Wi-Fi経由でのリモートアクセス攻撃

公共のWi-Fiネットワークは、セキュリティ対策が不十分な場合が多く、ハッカーがその脆弱性を利用して遠隔操作攻撃を仕掛けるケースがあります。ユーザーが公共Wi-Fiに接続している間に、不正アクセスが行われ、デバイスが遠隔操作される危険性があります。

不正なソフトウェアやプラグインのダウンロードによる感染

信頼性のないソフトウェアやプラグインをダウンロードすることも、遠隔操作の原因となる場合があります。特に、公式ストア外からダウンロードしたソフトウェアやプラグインには、マルウェアやバックドアが仕込まれていることが多く、これが遠隔操作の手口に利用されます。

USBメモリや外部デバイスを介した感染

USBメモリや外付けHDD、SDカードなどの外部デバイスを通じてマルウェアが侵入し、システムを乗っ取られることがあります。特に第三者が接触した可能性のある端末や共有デバイスには注意が必要です。


上記で紹介した手口は一見わかりにくく、気づいたときにはすでに被害が広がっていることもあります。不安を感じた場合は、早めに専門家へ相談することで、被害の拡大を防ぐことができます。

パソコンが遠隔操作された時の症状

遠隔操作の被害は、見えにくい形で進行していることが多く、以下のような症状が現れる場合は注意が必要です。

また詳しい症状を確認する方法は以下の記事に解説しています。

パソコンやマウスの動作が遅くなる、勝手に動作する

パソコンが遠隔操作されている場合、処理速度が急激に低下したり、マウスが勝手に動くといった症状が見られることがあります。これらは、バックグラウンドで不正な操作が行われていることを示している可能性があります。

不審なプログラムが勝手にインストールされている

遠隔操作により、ユーザーの許可なく不正なプログラムがインストールされる場合があります。特に、ユーザーがインストールした覚えのないソフトウェアやツールが見つかった場合、それが遠隔操作に利用されている可能性があります。

不正なログイン履歴や通信量の増加がみられる

パソコンがハッキングされている場合、システムやサービスへの不正なログイン履歴が確認されることがあります。また、通常の使用状況に比べ、通信量が異常に増加している場合、バックグラウンドで遠隔操作に関連する通信が行われているかもしれません。

遠隔操作のリスクを減らすための予防策

遠隔操作のリスクを最小限に抑えるためには、以下の予防策が効果的です。

  • セキュリティソフトを最新状態に保ち、定期スキャンを実施
  • RDP(リモートデスクトップ)には強力なパスワードと2段階認証を設定
  • 公共Wi-Fi使用時はVPNで通信を暗号化
  • ソフトやプラグインは必ず公式サイトからのみ入手
  • 不審なリンクや添付ファイルは開かない

日頃からの予防策が、遠隔操作による被害を未然に防ぐ最大のポイントです。手口は巧妙化しているため、セキュリティ対策を継続的に実施することが重要です。

まとめ

パソコンの遠隔操作は、マルウェア感染や不正アクセスなど、さまざまな手口で発生します。被害を防ぐには、普段からのセキュリティ意識と早期対応が重要です。もし被害の兆候を感じた場合は、速やかにネットワークを切断し、専門家への相談も検討してください。

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